どんな記録を見ても圧倒的にダイレクト尾根から登っているようだが、尾根の基部までのルートはそれぞれに違うようだ。
最初は林道にそって登ってゆくのだが、時期によって違う雪の状態で途中からルートを代えるのだろう。
車を停めて身支度をしていると、下から二人連れの方が登って来られた。同じく野伏ヶ岳へ登られるようだ。
この方たちの意見を参考にして今日の装備はダブルストックにアイゼンとピッケル持参。
お二人に少し遅れて私もスタート。
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林道の様子、標高約900m
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林の中を歩く
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二人連れは忠実に林道を和田牧場跡まで辿って行かれた様子だが、自分はショートカットしようと左手の林の斜面を登ってゆく。
時々現れるヤブをかわしながらピークを越えて池の傍へ下る。
池を隔てて山頂がスッキリ見える好適地だ。
ここから僅かに登り、ダイレクト尾根基部の平坦地。陽射しが気持ち良いのでここで小休とした。 |
池の向こうに野伏ヶ岳が見える
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ダイレクト尾根基部
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愈々ダイレクト尾根へ
ヤブが出始めている。起きてきた木の枝が邪魔をする。
左に見えてきたのはP1609
右手には白山の姿
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1400mの僅かな平坦地。直ぐ前に二人連れが見えたが私は此処で小休とした。
尾根上には広い笹ヤブが出ている。
1500m辺りから左側の雪の急斜面をトラバースぎみに登ってヤブを漕ぎ尾根の雪原へ登り返したのだが、
固いとは云えセッピの壁を乗り越えるのは一苦労。前爪を効かせて石垣を登るようなものだが唯一此処だけは緊張した。
尾根の雪原を登りあと僅か、ここから3分で山頂。
見事な眺望の山頂で
北に眼をやると白山方面
こんな位置関係で赤兎山、経ヶ岳、荒島岳、後ろには大日ヶ岳も見えていた。
南へ眼を向けるとP1609と右端奥に薄く見えていた荒島岳
肉眼ではもっとハッキリと見えていたのだが・・・・・
この時期にしてこれだけの雪山を堪能出来て十分満足。
未だまっ白に輝く白山は特に神々しくて有難い気分だった。
下りはショートカットを試み、最短ルートを欲張ったが、判り難い平坦な地形と腐りかけた雪でとても歩き難かった。
遠回りでも林道跡を忠実に歩く方が楽なのかもしれない。
白山中居神社でみた水芭蕉
道の駅「しろとり」 この辺りでは今が桜の盛りだ
下山後の温泉は、少し離れているが「美人の湯しろとり」
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