林道ゲート(朝は暗かったので下山時撮影)
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大猫山への登山口(下山時撮影)
工事用のロープが紛らわしいが矢印が登山口を示していた
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辺りは明るくなってきて、足元が良く見える様になった。
大きな杉林の急斜面が続く。
幸い下草が少ないので、昨夜の雨の影響は少ない。
ロープも何ヶ所かあるが、滑り易い急坂には有難い。
随分登った標高1800m、大きな木は無くなったが、
下草やブッシュがうるさくなり、スパッツと雨具でガードした。
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まだ剱の姿現れず
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この辺りは小さい池が幾つかあり、一張り分のテントスペースも時々ある。
標高が2000mを越えた所から後ろに大猫平を見下ろせる。その向こうには富山湾もみえる。
小さい高まりにはこんなお地蔵さんがあった。ここが大猫山か?
ハッキリは判らないままだった
次第に空は明るくなり暑くなってきた。いよいよ見えてきた猫又山、その左には目を見張るほど形の良い釜谷山が印象的だ。
藪に入ったり草地を歩いたりの道が続く。山頂は近くに見えて結構遠いのだ。
左=釜谷山 右=猫又山
真ん中に池の平山が見えているが、未だ剱岳は現れず
だいぶ近付いたぞ
大きな岩を登る様になると高山の雰囲気が出てきた。
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ハクサンフウロ
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ハクサンコザクラ
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ミヤマキンポウゲ |
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何度もお花畑を回り込むようにして、誰も居ない山頂に到着。
反対回りのあの青年はまだ着いていなかった。
それに昨夜は毛勝山側でテント泊しているはずの山仲間のどんさん達が
今日は釜谷山を越えて、ここ猫又山までピストンすると言っていたが、
そんな気配は無く、そちらに向かって大声で呼んでみたけど反応は無かった。
本来ならば既に着いている時刻で有る。
多分取り止めたのだろう。
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釜谷山方面は雲が切れていて見通しは良い。
この時刻から藪を漕いでの釜谷山は無理だ、下山時刻に余裕が無くなる、諦めよう。
昨日の早月小屋の方の話では、ここから毛勝へ歩く藪ルートの紅葉は最高だと言っていた。
そんな錦にドップリ浸かれる時期に是非歩いてみたいものだ。
登って来た大猫山方面の尾根を見下ろす
釜谷山
楽しみにしていた剱岳の展望は得られず、ブナクラ峠へ向けて下山。
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?
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ハクサンコザクラ(白い縁取りがある)
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チングルマ
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ホソバココゴメグサ?
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大岩
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少し下った所であの青年が登って来た。ルートの情報交換をして別れた。
ブナクラ峠へは結構厳しい下りだ。途中で単独者にすれ違う。
一ヶ所ルートを外して藪を登り返した。
此処は下りでは間違って誘導され易い踏み跡が付いていて危ない。
峠の手前の大岩の横を下る草付きの斜面は滑り易い。
幸い根太い草を掴みながら下れた。
ブナクラ峠で一休みした後は沢に沿って下るだけだ。
その前に大岩のゴーロ帯を下る。
左岸方向を目掛けて下るとの赤布の下がっている灌木の中に下山ルートが見つかる。
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狭いブナクラ峠
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何の目印も無いゴーロ帯
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途中の沢で二度の休憩
ここは大ブナクラ沢
増水したら渡れなくなるのだろう
取水場の工事現場が見えてきた。
右の崖が無くなるその先が朝の登山口
そして林道を歩いてゲート前の駐車地に戻る
猫又山は結構長い道程だ、だから釜谷山の登頂は叶わなかった。
しかし天候不順の中を潜り抜け、毛勝三山の二つにも登れて達成感を得ることが出来たのは嬉しい。
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