祝瓶山荘
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吊橋
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実は駐車場が林道の終点ではなく、もっと先まで続いていたが道は荒廃していて車は通行出来そうもない。
10分足らずで物騒な吊橋を渡る。ユラユラ揺れて透け透けで傾いている。
朝から晴れマークが連続していたけど全く晴れてこない。また今日もか?
「山頂で晴れればいいや」と気を取り直す。
沢沿いの道は時々崩壊していてザレた所にはロープが張られていた。
そろそろ分岐が有る筈の所へ差し掛かるが、全くそんな分岐は見えなかった。
見過ごして通り越してしまったのかもしれないと、引き返して探した。随分戻ってみたが判らない。
二回も右往左往した。小国側から登り直そうか?それには時間が掛かり過ぎる。
真っ直ぐ進んで稜線から山頂へ辿ろうと再度直進した。
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最初に引き返した沢のすぐ先にしっかりした分岐の道標が見つかる。
全く地図の位置と違う場所だった。国土地理院の登山道は廃道になっているのだろう、全く痕跡すらない。
結局1時間のロスタイムだった。
もう一度気を取り直して再出発。
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分岐から沢を渡ると大きなブナの下にテント適地あり
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愈々急坂が始まる。尖った山頂はあの雲の中に
深く切れ込んだ谷には、まだスノーブリッジが残っていた
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ザレた道やボロボロと岩の道が続く
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ヤセ尾根の急登
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標高が上がるに連れて勾配はきつくなる。 |
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最後の200m程は木の根、草、ロープを掴んでの急登だった。
ヒョッコリ出た山頂には先客が1人。小国側から登ってきたと言われた。
風が強くて寒い。何も見えないガスの中だ。
このままだと冷え切ってしまいそうだったので急いでエネルギーの補給をして、下山をしよう。
今日も展望はダメか、モチは完全に降下している。
でも先客に御願いしての記念写真。 |
下山途中で周りが明るくなってきて
大朝日から連なる尾根だろうか、見えてきた
それでも山頂の姿は現れず
平坦な道まで下り、やっと姿を現した東北のマッターホルン・祝瓶山
山頂から見えた筈の朝日連峰の山々
でも下から見上げての姿こそが東北のマッターホルン・祝瓶山なのだ。
だからこれで良かったのだ、と納得した。
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