昨日は男鹿岳登山を終えて、阿賀野川の会津鉄道沿いに121号線を車で北上していると右手に目立つ山が目に入って来た。
その山が二岐山である。明日に備えてゆっくりしたかったので北から東側へ118号を回り込み羽鳥湖岸の道の駅で寛ぐ。
長閑な芝生の上で呑むビールが喉に滲みわたり心地よい時間を過ごせた。
今朝は少し西に戻って二岐温泉から奥の林道へ向かった。
温泉から御鍋神社までの4kmの道は普通の乗用車は多少の傷みを伴うかもしれない荒れた道だった。
車止ゲートの手前に駐車スペースがありそこが登山口。
登山口
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最初は大きな杉とブナが入り混じった樹林帯。
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急登をこなすと平坦な道になり、ブナ林を歩く。
その名もブナ平
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ブナ林を越えると雑木林
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雑木林の向こうに男岳が見えてくると山頂までの急登をこなす。
標高は決して高くないが、二岐山は独立峰なので360度の展望が出来る山頂だった。
際立つ白さが目立つ山並みがやや北東側に見えた。そうだ飯豊連峰だ。
まだまだ人を寄せ付け難い深い雪に閉ざされている様に見える。
その右手奥にも白く見えている山並みは朝日連峰だろう。
ごく近い南側の山は那須連山だった。
真ん中の鋭鋒は旭岳(赤崩山)だろう。その左後ろに三本槍、茶臼岳、朝日岳が寄り添って見える。
右側の山並みは流石山から三倉山。
とにかく女岳にも行ってみよう。
標高で100mを下る。北斜面なので残雪が有って下り易い。
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女岳へ下る。 向こうが女岳
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女岳へ上り返す斜面は距離は近いが、かなりの急斜面だった。
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山頂表示は雪に隠れて何も見えなかったが、多分この辺りだろう。
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女岳側から男岳を見る
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男岳へ戻る途中、赤く色着いたシャクナゲの蕾があった。
東北もいよいよシャクナゲの季節に入るのだろう。
再び男岳に戻り眺望を楽しむ。
西方には西会津の山並み
左側には独立峰の燧ヶ岳。その右手にまっ白に雪を被った会津駒ヶ岳の山並み。
真北には猪苗代湖を隔てて磐梯山、奥に西吾妻、右に安達太良山。
この山から見えた日本百名山も多かった。
飯豊、朝日、磐梯山、西吾妻、安達太良山、那須、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳。
実に眺望の良い山だった。
気分よくして下山した。そしてもう一度二岐山を見上げる。
南会津周辺の日本三百名山の三座は天候にも恵まれて納得のゆく登山が出来、爽快な気分。
風呂を済ませて昼前には現地を出発し、帰路へ。
GWの真っただ中、込み合う太平洋側を避けて日本海側の高速を使い、殆ど込み合うことも無く、夜9時半ごろ大阪に帰着できた。
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