南会津地方の天気はこの後も良くない方に傾いてきたので今回は諦めた。
この辺りでも今日の天気予報は一日中曇りとなっているが、午後の湿度はグンと下がる。
だから多少の晴れ間も期待できるかもしれない。この地域では黒姫山だけが未登の山になった。
そんな訳で今日の山は信濃富士と呼ばれている黒姫山とした。
濃いガスに包まれた早朝は避けてガスが取れてくる頃、登山口へ。
昨日登った斑尾山から見た黒姫山
表登山道の登山口の「町民の森休憩所」の中にはトイレも有り快適だ。
この建物の横に駐車した。
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登山口のポストに届を出して5分程歩くとクマに挨拶の鐘を鳴らす
最
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暫くはこんな林の中を歩く
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ヤマアジサイ
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何度か林道を横切ったあと、少しずつ傾斜を感じるようになり
しなの木の看板が見えた。
大きな木が横にあり、これが道しるべとなっている「しなの木」だろう。
その後は九十九折れの七曲り。
七曲りは斜度を緩和したとても歩き易い道だった。
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五合目の「日の出石」
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日の出石を過ぎると、今まで楽に歩けていた道はぐんぐん傾斜を増してくる。
ここから辛い標高差550mを登りきると稜線の分岐に到着。
木の間から大池がちらっと見えた。
この辺りから複式火山である様子が見えてくる。
山頂である最高点は外輪山にある事になり、もう近い。 |
朝よリ幾分ガスは切れてきた。
偶に明るくなってスポットライトのように陽が射す時もあったが、まだ周囲が見通せない山頂。
30分程待ってみるも晴れ間が出なかったので、諦めて中央火口丘との間にある池の方へ下る。
この辺りからズ~っと、黒姫乗越までこの花が道脇を賑わせてくれる。
オサバグサ
火口原の湿地帯 右側が黒姫山山頂のある外輪山部分
一面にワタスゲが咲いていた
火口原を出てしらびその道を辿ると黒姫乗越
小泉山道で姫見台へ。
姫見台とは黒姫山山頂が仰げるという意味なのだろうが、曇っていて見えなかった。
斜面に一本の大きなブナの木が見えるころからは見透しが良く成り、スキー場の斜面をジグザグに下る。
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姫見台
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このころ空は青色が多く成って来た
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黒姫高原へ向かって下ると、一面がタンポポ。
野尻湖の向こうには斑尾山
展望台の望湖台で
随分下って来たが、まだまだ黄色一色
童話の森コース入り口へ下山。
ここからは牧場や童話館を通りヤブこぎもしながらショートカットして出発点の町民の森休憩所へ。
ここは結構長い道だった。
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会津朝日岳などの南会津の山を目指した今週だったが、天気が宛てにならなくなり、この後は帰阪へ。
予定は変わったものの、秋に予定していた北信五岳の内の三山を登れて結構満足の山旅になった。
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