先週予定していた日本二百名山ファイナルの中ノ岳だったが雨で取り止めにして今週に延期した。
二百名山はそっと片付けて来年の三百名山完登に向けよう。
そんなとき、二百達成状況をHPで見てくれていた中ノ岳に近い長岡のOさんからメールが届く。
二百名山完登の山が地元でもあり是非立会人として同行したいとの事で、嬉しいことこの上ない。
Oさんとは1年前に劔岳の麓、馬場島で出逢い、一緒に呑んで山の話に花が咲き知り合いになった。
その後も鳥甲山へ同行頂いた山の友人。劔岳早月尾根や甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根を日帰り登山出来る脚力を持っている方だ。
中ノ岳は越後三山の最高峰で何処から見でも大きな山容が目を引く。
越後駒ヶ岳に日本百名山の座を渡しているものの、決して引けを取らず、二百名山ファイナルには相応しい山だと思っていた。
Oさんとの待ち合わせは十字峡登山口。
未だ薄暗い5時20分、コンクリートで固められた階段の登山道からスタートした。
薄い雲はあるものの青い空が広がりかけていた。
天気予報では午前中は晴れ、午後から天気は下降し午後3時ごろから雨のマークも。
ても雨が降る前には下山出来るだろう。
黙々と登り、消え掛けた水場のマークを過ぎ2合目では展望が良くなってきた。
右手に本谷山だろうか双耳峰が見える。
朝の気温が低かったので歩き易い。
最初はこんな道
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分かりやすい合目表示
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見上げる5合目となる日向山のテッペンに建物が見えた。あんな所に小屋が?
そんな風に見えていたけど、小屋ではなくて雨量観測所のようだった。
三合目から四合目のブナ
5合目に着くと辺りの色も鮮やかになり、ドッシリ構えた中ノ岳が正面に見えた。
しかし此処から見ても遥かに高く、まだ標高差500m以上はある。
先週登った八海山も見えている。
暫くは池などがある湿地帯を歩くので標高は余り変わらない。最低鞍部からは中間にある尖ったピークが目立つ。
取り敢えずはあそこ迄頑張ろう。
今日は日本二百名山のファイナル。モチベーションは上がっている。だから調子も良い。
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五合目からの山頂
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五合目を過ぎると幾つか池があった
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七合目
七合目で一息いれる。斜面の紅葉が一段鮮やかに目に飛び込む近さになっていた。稜線までの標高は残り300m。
八海山
中ノ岳の尾根にある御月山
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厳しい傾斜になってきたがワンピッチで登れた。その向こうに飛び込んだ荒沢岳が格好良い。もうここから山頂は近い。
気持ち良い尾根をたどり中ノ岳へ。
兎に角今年中に成し遂げたかった日本二百名山の完登だ。
そしてOさんが用意してくれたペナントで記念撮影。
達成感に浸りながら周囲の眺望を楽しむ
中ノ岳避難小屋の向こうに見える越後駒ケ岳
格好良い荒沢岳
八海山
左から燧ケ岳、平ヶ岳、日光白根山、至仏山、武尊山までズラリと並んだ百名山。
南魚沼の街を見下ろす
汗が冷えてきて寒くなってきた。避難小屋に入り暫く休憩した後、名残を惜しみつつ下山へ。
雨に打たれることもなく、昼過ぎには下山出来た。
同行いただいたOさんには感謝、感謝でした。
また何処かでご一緒できることを誓ってお別れし、五十沢温泉で汗を流した。
温泉から出るころ予報どおり雨が振り出していた。
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