昨年、紅葉の時期の山頂でのテント泊。夕陽・朝陽・雲海が強烈に目に焼きついていた。
今年も、二匹目のドジョウを追っかけてみようと思って21,22日を計画していたのだったが所用が出来て断念し、
一週間ずれてしまい今週になった。何とか紅葉に間に合ってほしいが。
【1日目 10月28日】
昼前に家を出て東吉野村は12時半ごろだった。大又へ入る道脇に通行止の看板を発見した。
11/7まで大又林道が工事の為、「9時~17時、車両の通行止」と。
兎に角は行ける所まで入ってみよう。
13時前、林道中間のトイレが有る所でガードマンの方が居られて話を聞いた。
「昼の12時から13時までは通行出来ます」と(^.^)
今まさにその時刻、ラッキーだ、明日もその時刻に戻れば良いと云うことだ。
ザックは何時もより重いけど距離は短い。奥峰までは約3時間を見込んでいた。出発が13時15分だから16時過ぎには山頂に着くだろう。
登山口で届を投函
晴れる予定だったが時雨ている。
途中の滝や九十九折れの道付近に紅葉が残っていたがガスが立ち込めていて薄暗い雰囲気だ。
明神平の紅葉は終わっている。
二組の日帰り組とすれ違う。もうこの山には自分以外誰もいなくなったようだ。
陽が沈むまでに一度は晴れてくれないだろうか?夕陽が見たいな。
少し風が有る。葉は落ちているので風除けには不十分だったが木立の中にテントを設営。
どうやら夕焼けショーはダメなようだ。朝陽を頼りにしよう。楽しみは温かい寄せ鍋だけだった。
【2日目 10月29日】
夜中に3度起きて空を見上げた。深夜には星が輝いていたが朝が近づくと一面に霧が立ち込めていた。
朝5時半起床視界なし。12時間も寝てしまった。寒いが頭はスッキリだ。
雲が切れて陽が射しだしたのが6時25分、もう迷岳と大熊谷の頭の間の上に。
南の空も雲が切れてきた。大台方面。
まともに陽が射してきた。昨年のように紅葉の朝やけも雲海も無いが、張り詰めた朝の空気は気持ちが良い。
あっという間に青空が拡がって来た。大峰の山々もハッキリしてきた。
北東方向の山
南方向の山
手前=馬駈ヶ場 真ん中奥=高見山
桧塚方面へ下り、奥峰山頂を眺めた
起きてから3時間半も山頂でまったりした。今までこんなにのんびりするる機会もあまり無かった。
展望をしながらのコーヒーも良いものだ。
晴れ渡った空の下でテントを乾かす時間もタップリ、湿った衣類もすっかり乾いてしまった。
葉を落とし、風雪に耐える準備は万端
何時でもやって来いと云わんばかりの森の姿になっている。
昨日とは打って変わって晴れ渡る明神平
標高1100m前後の九十九折れの登山道には紅葉が残っていた。
この辺で日帰りの方達二組と出逢った。
上から見た明神滝は一番上の段が見えるだけで下までは覗けない。
台高山脈で一番好きな桧塚奥峰、今年の紅葉は終わってしまっていた。例年より10日ほど早かったのだろう。
また来年、是非この時期に来てみたい。
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