林道の雪も異常に少なく、日当たりの良い所は結構地肌が出ていた。
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栃尾辻で休んでいると後ろから賑やかな声がして4人のグループがやって来た。
ヒップソリで天女の舞で遊ぶのだそうだ。
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その天女の舞へ着くとカナビキ尾根から登ってきた方達などを含め10人ほどが遊んでいた。気温が高くて樹氷は落ちてしまっている。
カナビキ尾根分岐を過ぎると下山して来る数人と方達とすれ違った。 雪が少ないのでカナビキ尾根から日帰りしているらしい。 頂仙岳を巻いているところで冬の大峰では第一人者と言っても過言では無い山童子さん御一行に出逢い、久しぶりに話を交わした。
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高崎横手を過ぎ、狼平へ下る道
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狼平の吊橋。
橋の上の雪も解けている
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天気がよく明るい静かな避難小屋
神戸から来た単独の方とも一緒に小宴会をした後、寝袋に入った。
この時期にしては異常なほど寒さを感じない夜だった。
深夜3時ごろ外に出てみた時、空には星が輝いていたが・・・
【 2日目 2月12日】
矢張りタンタンさんは風邪気味でお腹の調子も悪いらしく、八経ヶ岳を諦めるといって小屋で待つと云う。
まだ夜は明けてなかったが薄暗い中、私だけ単独で出発した。
尾根に上がるころには次第に明るくなったが、夜に星が出ていた空は欠片も無い。
ガスに覆われている。
流石に弥山に近づくと積雪も増えてくる。
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弥山小屋前の鳥居
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弥山小屋
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八経ヶ岳への吊尾根の雪屁も殆ど成長していない
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空はドンヨリだが、セルフタイマーで。
展望も何も無いのでとっとと下り、1時間弱で狼平小屋へ戻った
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荷物を撤収し、お世話になった狼平避難小屋を出発します
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一つ目の鉄塔にて稲村とバリゴヤの最後の展望を惜しみつつ下った
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静かで人が少ない冬の天の川温泉。気持よく二日間の汗を流し、すっきりした気分で帰宅した。
帰宅後に記録を見直してみたところ、このルートでの厳冬期の狼平と八経ヶ岳は実に8年ぶりだった事が分かった。
でも今年の場合は厳冬期と言えるような山ではなかったかな!
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