鬼面山は伊那山地の最高峰。
昨日は夕刻に遠山郷の道の駅に着き、ここで車中泊。見覚えの有る道の駅だ。
熊伏山へ登った時に寄った記憶がある。
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朝、国道152号を北進。
152号は大鹿村との区間は地蔵峠を挟んで途切れている。
南側に道は無くなっていて、加えて冬季は北から冬季ゲートで閉ざされているので峠まで歩く事になる。
道路がない南側から峠を目指す。車は日影岩と言う所まで入れる。
ゲートの150mばかり手前の橋の袂に駐車した。ゲートを過ぎても細い車道は続いていた。左から樽ヶ沢が出合う所で車道は終わった。
ゲート
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ここで車道は終わり
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此処からは赤テープを頼りに沢沿いに登って行く。
両岸が崩落している所で左岸を大きく高巻きし過ぎて無駄な時間が掛かった。
実はもっと楽に通れるルートが有ることが帰路に見つかった。
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大きな堰堤は左岸を登る
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何度か渡渉したりして地蔵峠に着いた。峠には折りたたみ自転車がデポしてあった。
北側の大鹿村からゲートを超えて自転車で登って来られた方なのだろう。
この峠にある、お地蔵さん
雪はなく細尾根ではあるがシッカリした登山道を登る。峠からほぼ中間点の貴ノ峰に着く。
昨夜降った雪だろうか、直ぐに融けてしまいそうな程だけど部分的に残っている。
あの自転車デポした登山者の踏み跡は薄い積雪でもハッキリ分かる。
標高が1600を過ぎると右手に白い頂きが見えてきた。塩見岳の様な形だ。もっと遠くには大きな山容は仙丈岳かも。
何れも木が邪魔をしてスカッとは見えないのは苛つく。
展望櫓が見えて、山頂だ。
自転車の主は居ない、踏み跡は南の稜線に消えていた。
垂直の木梯子を登り櫓の上に立つ。
晴れ渡った東には南アルプスの主峰が勢揃いだ。輝く白銀が青空を突き刺している見事な景色だ。
北岳方面は木が邪魔をしていたが、身体を移動すると何とか見えている。
西の空も青い、真っ白な中央アルプスが低空に広がる雲の上に浮かんでいたが、直ぐに隠れてしまった。
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山頂で見え難かった北岳方面は帰路、標高1600付近の北斜面に、良く見える所があった。
近づけてみる
この山は登る途中では稜線上の1つのピークにしか見えなかった.
飯田側からはカッコよく見えるのかも知れない。
はっきりと山容を捉えることが出来なかったが鬼面山は南アルプスの展望台として好印象の山となった。
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