岩峰二つ 甲ヶ山と小矢筈
 2016年05月28日  鳥取県大山町香取の林道から甲ヶ山、矢筈ヶ山経由で大休峠周回
 メ ン バ ー  単独
行    程  香取林道スタート5:07~甲川渡渉5:52~7:00甲ヶ山北の稜線7:07~7:23甲ヶ山7:33~小矢筈~8:30矢筈ヶ山8:50
 ~9:24大休峠9:34~中国自然歩道~香取分岐10:04~香取林道10:22

  計 5時間15分(休憩含)   8.9km   累積標高差 750m
山    名  甲ヶ山(かぶとがせん 1338m)一等三角点百名山矢筈ヶ山(やはずがせん 1358.4m)
天    候  曇り(見通し悪い)

赤碕の道の駅から国道9号。すぐに大山環状道路に入り南下する。
途中で舗装された林道に入って進む。この道は狭く、両側から草木が張り出しているので時々車の藪漕ぎ状態となる。





地道になって400m進み分岐点でそれらしき道標を見つけた。
ココまで入る車は少ないかも知れない。駐車スペースも殆ど無かったけれど膨らみに停めた。
天気予報では午後から晴れとなっているが、まだ朝の5時だから曇っていた。




甲川(きのえがわ)までは林の中にしっかりした道が付いている。沢への急坂だけは慎重に下った。
途中進路を間違えてロスしたものの、沢まで凡そ50分程だった。




甲川(きのえがわ)から稜線への直登は斜度のある涸れ沢を登る。真っ直ぐ登るのでふくらはぎが悲鳴をあげそうだ。
途中から涸れ沢を離れロープなどを頼りに標高を上げる。こんな急坂は下りには絶対使いたくないと思った。


ようやく着いた狭い稜線には倒れたポールがあった。
木の間に大山が見えるがぼんやりしている。
 
 
 

両側のブッシュが煩い狭い稜線を南へ進むと岩尾根が現れる。
ゴジラの背と云われている所だ。
慎重に慎重に通過した。風が無かったのは幸いだった。








甲ヶ山(かぶとがせん)山頂。
見晴らしは良い。
  ゴジラの背の中間付近


矢筈ヶ山は直ぐ近くに見えているが、その手前にある切り立ったピークが小矢筈のようだ。
その前に、この甲ヶ山の急下りがある。


まるで北アルプスの様な岩の斜面だ。鎖もロープも無い。まさかこんな所がルートなのだろうか?
岩場を慎重に下っていたがいつの間にかルートを外していた様だ。後で気がついたが、岩場の途中から藪の中にルートがあった。
下った所で踏み跡に戻った。

  

振り返ると、よくあんな所を下ったものだとゾッとした。


登り返して小矢筈。何処にも山名表示は無かった。



小矢筈からまた切り立った岩場を下る。此処はロープがあったので降りやすいが、かなりスリリングな所がある。
岩壁の向こうに鋭く尖った甲ヶ山が見える素晴らしい光景だ。




矢筈ヶ山山頂。ここも見晴らしは良い筈、でもガスっぽいので見通しが悪い。



大山


通ってきた甲ヶ山(左)と小矢筈(右)


 矢筈ヶ山からの下りは、今までに比べて随分歩きやすいブナの道
  足元にはマイズルソウの群生が続いていた。
 

大休峠の避難小屋
 
  大休峠からの道は部分的に古い石畳が残っている。
わらじの時代には丁度良かったのだろうが、今の登山靴では
皮肉にも、滑って歩きにくいモノになってしまっている。

 

分岐を右の香取方面へ折れて無事駐車場所に戻った。
曇っていたのが残念だったが、変化に富んだ魅力溢れる素晴らしいルートだった。
機会があれば紅葉の時期にでも、もう一度訪れてみたい山のルートだ。



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