梅雨に入り、晴れ間は二日と続かなくなる。残す2座、今月中に日本三百名山を制覇したかったけれど、もう諦めていた。
ところが、うまい具合に東北地方に二日間の晴れマークが出たので急遽支度をし、曇天の前日を移動日として下道を15時間掛けて福島へ。
当初は一切経山から東吾妻へのループを考えていたのだったが、
登山道のみならず道路にも規制が入っているので、唯一となった不動沢登山口からのピストンに切り替えた。
2016年6月現在の登山規制
不動沢への通行は朝7時から17時までとなっている。ゲートのある高湯に1番に並んで出発。
不動沢の駐車場までは意外に近く15分で着いた。
道路規制解除は7/28から
登山者カードを記入。
登山道入り口にぶら下がっていた注意書。
遅い出発なので既に陽は高くなっている。梅雨晴れで気持ちよい森だ。
長い緩やかな道にはレンゲツツジが迎えてくれる。足元にはアカモノが多く、膝丈にはウラジロヨウラクだ。
目線より上には終わりかけのサラサドウダン。落ちた花びらが登山道を覆っている。
先へ進むと白い花が多くなった。道沿いにず~っと続く群生の花はゴゼンタチバナ、マイズルソウ、ツマトリソウ。
時々ピンクのイワカガミが色を添える。
レンゲツツジ
|
|
ウラジロヨウラク
|
アカモノ
|
|
サラサドウダン
|
ゴゼンタチバナ
|
|
イワカガミ
|
マイズルソウ
|
|
ツマトリソウ
|
花を楽しんでいる内に五色沼を見下ろす1800mの高台に出た。一切経山もその向こうに現れる。
沼の色は空よりも一段濃い神秘的なブルーだ。
樹木が無くなり、ここは風が強いので帽子が飛ばされそうだ。
一切経山と対峙する家形山
五色沼を回り込むようにして一切経山へ。
まっすぐには立てない程の強烈な風。
三脚で自分撮りなどとんでもない、風に煽られてカメラを構えるだけが精一杯だ。
座り込んで頑張って撮った吾妻小富士の火口
見えている東吾妻山だが、現在この先はレベル2で立入規制区域
一切経山から色鮮やかな五色沼を見下しながら下山へ
|
強風のため山頂では撮れなかったので大根森で撮ってもらった。
休日とあって、この辺りから出合う登山者も多くなる
|
|
登山道の様子
|
慶応山荘へ寄り道してみよう
|
|
慶応山荘。水がジャブジャブ出ていた。
|
ふわふわと雲が浮かび、梅雨の晴れ間の気持良い一日だった。
福島市側へ下り、麓から眺める。
真ん中の一切経山と左に吾妻小富士、左端は東吾妻山。
|
|