三百名山ラストの山になる荒海山。
先月登る積りで来たのだったが唯一のルートの林道、登山道共に崩壊していて入山禁止となっていて登らなかった。
その後、何とかならないものかとNETで探していたらヤブ尾根ではあるが稜線に乗れば本来の登山道へ合流するルートを発見。
一応の目途が立ちラストの山として再びやってきた。
前日の一切経山から下りて二時間半掛けて、戸坪沢に近い道の駅「番屋」へやってきた。
ここ「番屋」、意外なことに何時もは殆ど見かけない車中泊の車が多いのだ。聞いてみると明日は七ヶ岳の山開きだとの事。
山好きが集まって一緒に山談義に花が咲いたが、殆どは七ヶ岳へ登る方。荒海山へ登るものは私以外にはいないようだ。
暑くなりそうな朝、4時過ぎに目覚めて急いで身支度を済ませR352で直ぐの戸坪沢の入口へ移動した。
前日確認しておいたチェーン装着場へ駐車。車が二台あり、そのうちの一台は、同じ荒海山へ登る気配の単独女性(仮Sさん)が準備をしていた。
出発が同時になったので一緒に歩き出す。
Sさんも三百名山を目指しているらしく残り3座だと話した。私と同じくNETでこのルートを探したとのこと。
伐採作業の危険性、きのこ採りの禁止?
入山禁止との看板あり。
ルートは沢沿い、判りにくい尾根が幾つかあるので間違いかけたが真新しいピンクのリボンが見える予定の尾根に乗った。
急登でも足元がさっぱりしていて歩きやすい。ところが30分もするとヤブが多くなり右へ左へうろうろ。でも直ぐにピンクリボンに戻れる。
所詮は尾根沿いに登れば良いのだ。
Sさんは速い速い、ドンドン登ってゆく。私は付いて行けないので先に行ってもらった。
稜線の登山道に合流すると気持ちよいブナ林。
歩きやすい緩やかな道が続き、小さくアップダウンを繰り返した。
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稜線の途中一箇所にロープ場あり。
その後、流石に山頂直下は超急登で、ここにもロープ場があった。
ハッキリと山頂の姿を見ることも無く頂上の小屋に着いたが、下ってきたAさんとは小屋の手前で出逢い、お互いにエールを送って分かれた。
狭い小屋には机があり分厚いノートに一言記録させてもらう。
山頂を越えて大藪漕ぎで三角点を踏む。
山頂へ戻り、記念の自撮り。
あっけなかった三百名山だが暫くは余韻に浸ろう。
先月登った七ヶ岳方面
今年3月に登った大佐飛山方面
ここも先月登った高原山方面
日光の山は霞んでいて殆ど見えない。
その先が急降下の痩せ尾根を下る
暫くは梅雨空となるので遠出はお預けになるが、次の目標、三百高山を目指す。
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下山後の温泉は 那須の塩原温泉
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