 |
|
登山口
|
前日は台風の影響で雨だったのでレインパンツを付けて歩く。
意外にも下草は結構乾いている。
ここでアイフォンのケーブルを車に置き忘れてきた事に気がつく。
充電器だけは忘れなかったのだが、肝心なものを・・・・・・
ここでGPSログをストップした。写真も出来るだけの節約をしよう。
 |
|
坂田峠=旧北陸街道と書いてある。
断崖絶壁の親不知が不通になったとき越中と越後を繋ぐ
迂回路として使われていたらしい。
|
坂田峠から300m登り、少し下った所に最初の水場。
ここ「シキ割りの水場」は涸れることも有るようだが、今日はシッカリ出ている。
評判とは違い私には美味しかった。
 |
|
スタートしてから4時間半。
アップダウンもあり、やっとの事で標高が1000mを超えた。
更に登って標高1286mの白鳥山。小屋はその山頂に建っていた。
|
白鳥小屋からは青海黒姫山。その左には日本海。空の色も青が多くなってきたし、いい感じだ。

|
ただ朝日岳方面は雲の中。まだまだ遠いな。
この先は標高1200m前後をアップダウンするばかり。
全く標高が変わらない道が続いた。
朝から7時間半、1210mの菊石山を下る。
うっとりするほど素晴らしいブナ林に出逢った。
 |
|
ブナ林を少し上り返した所で「黄蓮の水場」着。
泊まる予定の栂海山荘には水が無い。全てはここで調達する事になる。
水場へ近付いたところでパラパラしてきた、夕立だ。
水場までは2分程だったので、汲む前に引き返して雨具を付けて再び水場へ。
水場は流れのある小沢。ここも美味しい水だった。3リットルを調達。
|
栂海山荘
 |
|
水で重くなったザックで本日最後の激しい登り。
雨は降り続いている。
未だか未だかの栂海山荘。
400mを登りきり、朝から9時間半掛かっての山荘到着だったが、先客はいなかった。
勿論昨日の内に小屋の管理人さんに宿泊許可を頂いている。
毛布も使わせて貰った。雨の日の小屋は本当にありがたい
(志納金2000円プラス200円)。
毛布もたくさん有ったし、シュラフを持参する必要は無かったのかもしれない。
周囲は濃いガスで全く展望は利かず。
18時ごろには寝てしまったようだ。
|
【 2日目 9月10日 】
栂海山荘は朝も濃いガスに包まれていた。
今日は昨日より楽な行程だ、ゆっくり支度をしながら天気の様子をみる。
出発時刻は6時半前になった。お陰さまで薄明るい空になった様子。
登山道を進み、直ぐのところに、この道の開祖と云われている小野健さんの碑があった。


犬ヶ岳山頂は直ぐだった。

栂海山荘を出て30分、ガスが切れて青空が広がると、剱岳が登場し、毛勝山から僧ヶ岳の山並みがはっきりしてきた
栂海山荘を出て50分、サワガニ山の遥か遠くに朝日岳も見えてきた

黒岩山山頂で。 黒岩平の湿原が見えて、幾分朝日岳も近付いたようにも見える

黒岩平へ下ると、沢の流れでタップリ水を補給。
ここで2日目にして初めて人に出会う。下山してきた2人連れは白鳥小屋まで下るといっていた。
昨日は台風の最中だ。今日、山から下ってくる人が居るなんて思ってもいなかったのでビックリだった。
昨夜は朝日小屋に泊まったと言っていた。

黒岩平の標識は先ほどの沢から一段高い所にあった。
水はもっと上流で汲んだほうが良かったのかもしれないが、美味しかったのでまあ良い。

大した傾斜を感じることもなくダラダラと登りが続く。
この付近で後から人の声が近付く。なんと早朝親不知を出て来たトレランのカップルだったが、あっという間に抜き去っていった。
(のちほど朝日小屋ではお話相手になって頂いた、それにアイフォンのケーブルをお借りして充電もできた)
もう一人出会った。
今朝、白馬山荘から下ってきたと言う単独女性と出逢う。栂海山荘まで歩くと言った健脚の持ち主だった。
(実は翌日、出発地の親不知へ戻ったとき再び出逢ったのだった)
|
長栂山を巻き、少し秋めいた照葉の池の傍を通る

|
|
蓮華温泉の道との合流点は吹上のコル。
 |
吹上のコルで休憩したあとは朝日岳まで最後の登りだ。
今日は時間的な余裕もあり、大してしんどくもなく順調だった。

|
|

|
朝日岳山頂では残念ながら雲が多くて展望が出来なかったが、20分ほど休憩。
下って行くと木道の向こうに今日の宿、朝日小屋が見える。
少し青空も出てきて最高のロケーション。

|
まだテント場は空き空き

食事の時刻までは長い。外のテーブルでは山談義に花が咲いた。
あのトレランさんは明日は白馬経由で祖母谷温泉。明後日は唐松へ登り返して八方尾根を下るとの事。
さて、楽しみにしていた朝日小屋の夕食。
ホタルイカなど地元の食材を取り入れた噂に違わぬご馳走に皆さん大満足だった。
携帯用の電源は無料で使用出来るなどなど行き届いたサービス。
管理人さんの的確なアドバイス。そして清潔感のあるとても纏まった小屋だった。
過去の小屋泊体験では間違いなくベスト3に入る小屋だ。

【 3日目 9月11日 】

出発前のしろうま岳方面。
見えているのは雪倉岳と白馬岳、旭岳のように見える。

富山湾方面の空は明るい

|
下山へ。バックは朝日岳
 |
|
スマホも充電できているので今日のGPSログはバッチリ出来そうだ。
海へ向かって下る
|
振り返ると朝日岳。(露出が合ってない)

イブリ山で。
10合目表示はこの山が基準なのだろう。

5合目の水場で休憩。

合目毎に表示があったが漏れなく美しいブナの木があった。

1合目まで下ると、真下にはダムと北又小屋が見える

ダムの橋を渡り北又小屋へ。
朝日小屋で買ってきた名物の寿司で腹ごしらえをして、ここから始まる小川温泉までの林道歩きに備えた.

林道を約40分で越道峠

長い長い林道を下り、対岸に露天風呂が見えてくると小川温泉は近い。

真っ暗なこのトンネルはヘッデン無くては絶対歩けない。
トンネルを出ると直ぐにゲート。

小川温泉到着 11時35分

ここにデポしておいたミニチャリで海岸まで14kmを下った。
当初はチャリで親不知まで戻る計画をしていたものの、矢張りあの大型トラックの多い狭い海岸線をすり抜けるには余りにも危険そうだった。
最後はタクシーで繋いで親不知へ戻った(タクシー代 約4500円)
念願にしていた栂海新道。
栂海山荘までは修行のような道、
栂海山荘から朝日岳は地塘が多い湿原が広がる楽園
季節が変われば見え方も変わるのかも知れないが、今回はそんな印象をもった山行だった。
しかし、溢れるような爽快感に浸ることが出来たのは間違い無い。
|