どんよりしたガスの中の山並み
 2017年04月05日~07日  鹿児島県屋久島・淀川登山口から宮之浦岳・永田岳 ピストン
 メ ン バ ー  単独
行    程  4/5日=淀川登山口19:25~淀川小屋20:00          【 距離=1.5km  時間=35分】 
 4/6日=淀川小屋5:05~展望台6:05~花之江河6:25~投石平7:00~栗生岳8:10~宮之浦岳8:25~分岐8:50~永田岳9:45
      ~宮之浦岳11:12~花之江河13:10~展望台13:25~淀川小屋14:25 
        【 距離=18km   時間=9時間20分(休憩含む)  上りの累積標高=1710m 】   
 4/7日=淀川小屋8:55~淀川登山口~紀元杉バス停10:20   【 距離=3.2km  時間=1時間25分】    
山    名  宮之浦岳(1936m)、永田岳(1886m)
天    候  4/5日= 曇り
 4/6日= 曇り時々霧雨、昼すぎから雨
 4/7日=
 雨


【 4月5日 】


昼前に我家を出て、肝腎な物を忘れると云う愚かなアクシデントがあったものの、何とか航空便を乗り継ぎ屋久島へ着いたのが17時半。



先ずはバスで安房へ。
この島にはコンビニは無いらしく、探した食品店で買出しをしてタクシーにて淀川登山口へ着いたのはもう真っ暗になった19時半だった。
登山口の案内板。明かりはヘッデンのみ。


ヘッデンを着けて30分程歩き淀川小屋へ。既に5人の方が寝静まった頃だった。ソッと寝床を作り就寝。


【 4月6日 】

朝4時半起床。寝床を置いたまま日帰り装備で5時過ぎ永田岳に向けて出発。
勿論、宮之浦岳を経由するピストン18kmの長丁場となるので早朝のヘッ電スタートとした。



4/5日 登山口~淀川小屋   4/7日 淀川小屋~紀元杉バス終点


4/6日 淀川小屋~永田岳へピストン


雨は降っていないが今にも降りそうな天気。標高差はそれ程ではないけれど結構アップダウンがありそうな地形なのでどうなんだろう。
脚を曲げると以前から違和感がある左膝が痛いがこの程度ならば何とかなりそうだ。



約1時間過ぎた。岩の上の展望台。

夜は明けたけど見える筈の周囲の山は何も見えず。



 
展望台から近い小花之江河

屋久杉に囲まれた湿地帯
  花之江河
ここの春は未だ遠いのかも

 
 水の流れの横は岩場
岩の間は狭くて歩けない

  大きくて丸く平らな岩ばかりの投石平
 

 2.3日前に降った雪が所々に残っていたが、持参したアイゼンを使う程ではなかった
 
雨宿りが出来る岩屋
 

偶にガスが切れる瞬間は嬉しい。

 
この大きな岩を過ぎると宮之浦岳は近いここまで単独の3人とすれ違った方は皆さん新高塚小屋からの縦走者だった。

宮之浦岳 山頂
全く周囲の視界無し

  永田岳へ向かう
途中、少し雲が切れて微かに永田岳方面が見えたが山頂では無さそうだ。
 

永田岳山頂は岩の上か?
山頂標識は土の上にあった。

 



強風で即退散し、風除けを見つけて小憩。
小屋から最高点との標高差は約600m程だったが、アップダウンが20回程もあり、ピストンでの累積は1700mを超えていた。
復路では膝痛が悪化し、おまけに昼ごろから小雨と成ってスローペース。
登山道は水の流れとなっている。靴の中はグチュグチュだ。
淀川小屋に戻ったころには本降りとなる。

小屋は静かだった、すれ違った皆さんは小屋を通過して下山された模様。残っていたのは自分のデポ品と広げたままのシュラフだけだった。

衣類はずぶ濡れ状態だったので全て着替えるとスッキリした。

ビールを飲んでマッタリしていると、宿泊する人が少しずつ登ってくる。
こんな雨の中、明日はもっと降る予報、それなのに登る積もりなのだろう。
泊りは全部で10人ほどになった。




【 4月7日 】
今日は朝から、時間が有り余るほど長い。下るだけだ、しかも予約している航空便は明日の夕方だ。
バス停のある「紀元杉」のバス時刻は10時40分だ。普通なら1時間も要しないほどだろうが、膝のことを考えて1時間半の余裕をみた。
本降りの雨の中宿泊された皆さんは水浸しの登山道を宮之浦岳を目指して登って行かれた。

9時前に下山スタート

ここは登山口トイレもある。
ここから「紀元杉」バス停まで1.7km。


バスの運転手さんと長話しながら安房へ。運転手さんの情報で安房の宿を予約した。
早めにチェックインさせて貰い、濡れ物乾燥やランドリーと入浴で随分落ち着けた。



【 4月8日 】

夕方の航空便までの間は1日乗り放題のバス券で小雨の中、滝見学。



大川の滝(おおこのたき)
パンフレットに載っている水量とは大違い、見る価値十分の凄まじい勢いの滝だった

地形図を確認する。源流は永田岳にあるようだ。






トローキの滝

橋の上から見る。
海に向かって流れ落ちる滝。周りには新緑が映える。




海側へ回って逆から見た。




この狭い島でこの水量。流石に洋上アルプスを従えた安房川だ。
後ろの山は船行前岳(944m)。



今回も屋久島名物の雨に遭った。再度、余裕をもった日程で晴れた山を歩いてみたいし、
モッチョム岳や愛子岳にも登り、宮之浦岳や永田岳の展望もしてみたい。



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