2017年08月08日  北海道北見市石北峠の東・武華山林道通行止ゲートから武利岳撤退後、武華山へピストン
 メ ン バ ー  単独
行    程  8/8  武華山林道ゲート6:25~登山口7:00~7:55尾根に乗る8:05~8:35前ムカ8:50
     ~9:40武利岳撤退地点9:50~11:10前ムカ11:25~11:55武華山12:13~12:35前ムカ12:45
     ~尾根~登山口14:00~ゲート14:40
       【 距離=15.6km  時間=8時間15分(休憩他 約75分含む)  】  
山    名  武華山(むかやま 1759m)
天    候  快晴


目標の山、武利岳(むりいだけ)は北東側の丸瀬布からが本来の登山口であるが、ここ数年、登山口までの長い林道が閉鎖されている。
歩きが長くなるけど仕方なく武華山側を経由するルートで挑戦する計画。
その武華山登山口への林道も昨年の台風で崩壊。こちらの林道は比較的短いので何とかなるかも。

少々寝不足気味の早朝3時40分頃新得を出発した。
十勝平野から大雪山の裏側の層雲峡へ抜ける国道273号を北へ向かう。
展望台のある三国峠ではニペソツ山が見えていた。


右 ニペソツ山


大雪湖を過ぎて右折し国道39号を石北峠へ。峠を過ぎて少し下って行くと左に武華山登山口への林道がみつかった。





この林道は途中で崩壊している事は知っていたが、約1km余り進んだ所で進入禁止のテープ。
少し広まっていたのでココに駐車して身支度をした。他に車はなかった。

本来の登山口までどれ位あるのだろうか?時間に余裕が出来れば武華山も寄ってみたい。


林道を歩き始めて、早速崩落現場。



 

   

数ヶ所の崩落地を渡り、沢になった林道跡を進むと、歩き始めて約2kmで笹薮の中に登山口の道標と注意書きが見えた。
入林届に記入。2日前の日曜日に2人の記入があっただけだった。




登山道はハッキリしている。やや笹などブッシュが被ってくるものの比較的歩き易い。
ただ全くひと気が無いのでヒグマが出て来ないか気色が悪い。先が見え難い所ではホイッスルを吹きながら進んだ。
僅かに急坂を登って尾根に乗ると展望が良くなった。

ダケカンバが綺麗に並んでいる。暫くして這松に変わりナナカマドやツツジの枝を分けて前ムカのピークに着いた。
とは言えピークにリボン印が無ければ何処がピークなのか分からない程平らな所。遮ぎる木が無いので展望は良い。

     
     



向かう武利岳は谷を隔てて大きな姿で見えた。

武利岳への道は這松が被ってくるが足元は見える。鞍部が近付くと笹が多くなってくる。道がハッキリしない。
踏み跡らしき所を進む。リボンが見つかるとホッとする。笹は背丈よりも高くなり大藪漕ぎとなっので時間が掛かる。
寝不足やらで何と無くモチが上がらない。武利岳へ登りに差し掛かり、やや歩き易くなったかと思ったが愈々藪が深くなった。
この先の距離や時間的な余裕が無くなって来た。
ここは無理せず撤退するしか無い。折角だが撤退、撤退(≧∇≦)


武利岳


深い藪


でも武華山に立ち寄れば展望が良い筈、十分楽しめると思う。

気を取り直して、再び藪を漕いで前ムカへ登り返した。
矢張り何時もの体調では無い。撤退は正解だった様だ。

武華山は起伏の無い稜線を辿ったピーク。360度の展望台だ。
表大雪から東大雪、遠く十勝連峰の山も見える。東には阿寒富士と雌阿寒岳が並んで見える。
武利岳は叶わなかったが、この展望は凄い。

真ん中が武華山 奥に表大雪



武華山から見た武利岳








今回の北海道遠征では条件が合わず登れなかったが、北海道で一番好きなニペソツ山は一際輝いて見えていた。
(このニペソツ山の登山口へ通じる16ノ沢林道が壊滅的であることから、
廃道化しつつある幌加温泉側のルートを再整備する案が持ち上がっている情報を入手した)

この山頂にデポ品あり、下山し入林届に報告を記録した時、植物調査の方2人の記入が追加されていた。



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