中金剛山頂は真っ白(前金剛から)
 2020年02月15日  富山県南砺市利賀村・上百瀬のスノーバレーから前金剛・中金剛へピストン
 メ ン バ ー  単独
行    程  登山口7:10~2㎞道標8:38-8:43~9:12片折岳9:30~10:53前金剛10:58~11:15中金剛最高点11:42~前金剛11:56
 ~片折岳13:05~2㎞道標13:30~登山口14:25
      計  12.2km 7時間15分(休憩約 60分含)   全行程の上り累積標高
 
約1050m
山    名  金剛堂山(最高点は中金剛 日本二百名山 1650m)
天    候  高曇り 視界良好


井波の道の駅で車中泊したあと、471号線で利賀村(とがむら)へ入って行った。
利賀村の現在は南砺市なっているがそのまま利賀村の地名は残されている。人口は500人でも南北にとても長く深い山間にある。
南へ山越えすれば岐阜県の白川村、富山県でも最もアクセスが悪い地域だ。
その最奥にある金剛堂山の麓、スノーバレー跡地の駐車場に着くと既に4台の車があった。
支度をしている間にも2台が到着した。天気が良い週末、NET情報で来たと云う人も多い。

雪が無い時期は少し南の栃谷登山口から登ることが多く、前回の6年前は自分もそうだった。
冬は除雪されいる手前のスノーバレーから登ることになる。






駐車場


登山口は駐車場の先の橋を渡ってすぐだった。川沿いに左に曲がると山道に入る。積雪は既に20㎝ほどあった。
昨日と違い良く締まった雪だったのと先行者のトレースもあったのでチェーンアイゼンでスタートした。
他の人達はまちまちだった。スキーで登る人スノボーを担いだ若者、ワカンの人などだった。



山道に入るといきなりの急登。この急登ではスキーの人は大変だった。

急登のあとは谷合を登ったりするが雪は深くなる。
既に50cmは超えているので時々ズボーっと嵌ったりした。

  「栃谷登山口から2km」の道標
ここまで来れば見透しが効くようになる。


前金剛が見えるような、見えないような程度
   
片折岳が近づいている。広い尾根だ。

片折岳ではその先の鞍部を隔て前金剛が見えてくる。
既に積雪は1mは十分有りそうだ。ここで一休みしてワカンに履き替えた。
その時、後ろから5~6人のパーティが追い抜いて行った。山が賑やかになった。

P1451の西側を巻き終えた所で視界が大きく広がる。暫し撮影タイムだ。


白山方面


真っ白い頂の立山や、劔、毛勝三山が白木峰の向こうに見えてきた。


一歩一歩高度を上げる


近いと思っていたが、まだだ。前金剛は見えているピークの向こうにある様だ。


痩せ尾根を越えた先に前金剛。

 
振り返ってみる


もう少しだ


前金剛は広い雪原の先にあるが、そこまでは待ちきれないほど素晴らしい展望が広がっている。




白山方面 手前右は三ヶ辻山と思える




前金剛山頂


多分、積雪は1.5m以上あるのだろう。

2014年5月3日の前金剛の山頂はこんな感じだった


最高点の中金剛へ早く行ってみたい。


鞍部へ駆け下り、真っ白い山頂へ向かう。
ここを歩くのは最高の気分だ。





重なる山の向こうの雲海に浮かぶ御嶽


左の大きな山容の薬師岳から黒部五郎を経て槍ヶ岳。北穂は笠ヶ岳の後ろに隠れている様だけど奥穂高は見えている。


左の黒っぽい岩肌の山は劔岳、白い立山連山と大きな薬師岳の雄大さが目を引く。


北アルプスは全部、乗鞍、御嶽、中央アルプス、白山、その北には笈ヶ岳から大笠山、
近場には白木峰、人形山、三ヶ辻山などの飛騨高地の山。 360度の大展望だった。
例年の積雪ではこの時期到底登れないと思っていた金剛堂山も今年は登る事ができた。日本二百名山に相応しい素晴らしい山を再び実感した。


秘湯  天竺温泉の里



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