No,253  木曽駒ヶ岳

登山者の少ないルートは花がいっぱい

行先 木曽駒ヶ岳(2956m)、宝剣岳(2931m)、麦草岳(2721m)
日時 2000年08月14日〜15日
行程 木曽福島Bコース・・・・・・木曽駒高原〜4.5合目水場〜7合目(焼失非難小屋)〜八合目(水場)〜9合目(玉の窪山荘前)
〜木曾駒ケ岳〜天狗山荘(泊)〜宝剣岳〜木曽駒ヶ岳〜木曾前岳〜牙岩〜麦草岳〜7合目〜木曽駒高原

  迷惑台風九号のおかげで塩見岳行き中止、結局台風は来ないと確認できたのは13日早朝。短縮日程で去年に続き木曽駒へ

≪8月13日≫
午前中大阪出発・・・・木曽福島〜木曽駒高原17時到着
別荘地で登山者らしき人は見当たらず、暮れかけに2名の下山者に会うのみ。車中泊

≪8月14日≫ 朝6時10分出発
朝から天気は上々で気分良く沢沿いに登る。しばらくして工事中の沢を渡り、いよいよ樹林帯の急登が始まり、ちょうど喉が乾く頃4.5合目の水場に着く。水はチョロチョロだが実にタイミングの良い場所である。




引き続き樹林帯を登るとやがて少し平坦なところをくりかえす。この辺りからは木曽駒の姿が見え隠れする。



標高2400mの7合目到着。ここは昨年焼失の避難小屋の鉄骨だけの無残な姿が・・・。
下山途中の3人パーティと出会う。早速ひと休みと情報交換。
 ここからはトラバースぎみに8合目へ。岩の多い8合目はもうハイマツ帯5〜6m下には岩の間からたっぷりの水が湧いて落ちている。

自然の水場は最後であろう。小屋の水は使わなくてよいほどに2.5リットル補充する。ガレ場を急登すると、もう石垣で囲まれた”玉の窪山荘”が見えてきた。軽く昼食をして大休憩。今回は初めての小屋泊まり、荷物は軽く、時間が余りそうである。
とうとう山頂へ着いた。



人がいっぱいである、ほとんど駒ヶ根からロープウェイでの登山者とゆうより、ハイカーの装い。
 6時間かけて登ってきたのに、ちょっと残念なような、場違いのような気分である。いつになくビールを買って一気に飲んでみた。酔いが廻り少々頭が重いが時間をたっぷりとって、衣類を乾かし景色を眺める事に・・・

時々ガスの切れ目から宝剣岳と、伊那前岳が姿を現すが遠方の景色は全く見えず午後はダメな様だ。
中岳を超え”天狗山荘”へ着く。初めての小屋泊まりで要領がわからず、小屋の兄ちゃんに、いろいろ相談してみるが、まだはや過ぎるらしく周りには宿泊者らしきものは見当たらない。どうも小屋の休憩時間の様で、兄ちゃんには悪かったかな!

はっきりしない天気予報のせいか、満室にはなっていない。1人当たり1畳分、小屋では充分な領域とか・・・・
同部屋の他の客人たちとわいわいやっているうち、他人のイビキも知らぬうち寝てしまった。
深夜目が覚めると外は大雨、今回テント泊でなくて大正解。

≪8月15日≫
朝、雨は止んでいたが、ガスで外は何も見えそうも無い。
宝剣岳からのご来光を予定していたが仕方無い。



もう一度布団にもぐりこむ。ゆっくりしすぎて山荘を出たのは私が最後の者になった。

このガスでは予定の三の沢岳からの中央アルプス全山展望も出来そうに無く、変更せざるを得ない。下山するのみ。
同じ登山道を下るのも能が無い、木曾前岳から麦草岳経由のルートで下山することにした。





このルートはくせものである、危険な個所(牙岩など)が多くほとんど通行者がいないのか、朝露のブッシュで衣服がびしょびしょになった。



ところがこのルートには、花が多くずいぶん心を落ち着かせてくれる。2時間は余計にかかったかも・・・。7合目で本道に合流、荷物も軽く木曽駒高原へ着く。



ちょっと廻って”駒の湯”の温泉でゆっくり汗を流した。


 この山行の花のアルバム 

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