No,278  冬の白髭岳(1378m)
神々しい程の白髭岳山頂

《2001年2月3日、日帰り》
《メンバー 2名=円の亡者さん、DOPPO》

《吉野、川上村神の谷、東谷出合〜神の谷分岐〜山の神の小祠〜小白髭岳〜白髭岳 ピストン》


比良行きを取りやめて、白髭岳を思い立ったのが前日。
その夜円の亡者さんから、掲示板に書き込みがあり、稲村ヶ岳を取りやめて同行するとの事。
心強いメンバーが加わるということで、早速の返事と支度を整えた。

朝だ、昨夜携帯電話で、6時10分に目覚ましタイマーを仕掛けておいたおかげで、ピリピリ〜、ピリピリ〜・・・・・・と共に布団から抜け出し
布団をかたずけてトイレに、
トイレの時計はまだ4時40分ではないか。さっきのピリピリ〜・・・はBBSへのカキコのメールであった。
見ると、「起きろ・・・・・」(郭公)である。早すぎるではないか郭公さん、コラ・・・・・・・。
仕方なくもう一度布団を敷き。寝たのであります。

6時30分家を出発
待ち合わせの円の亡者さんと7時40分、予定を10分遅れて川上村へ出発。


小白髭岳からの白髭岳

2月3日 (8時30分東谷出合、出発)
薄く青空が見えていた登山口であるが、杉の植林の中を沢沿いの林道に沿って上る。
林道がなくなり、しばらくすると、沢から離れて急登が始まり、雪も少しずつ増えてきた。
尾根までの斜面はきつく、何度も呼吸を整えながら、やっとの思いで
神の谷の分岐へ。

ここからが、雪の白髭の始まりとなりました。
岩の斜面は凍っていて、前を行く円の亡者さん進めません。足場の少ない斜面で無理やりのアイゼン装着で
何とか
山の神の小祠へ、次は深くなる雪との格闘となりました。
でも東には、雪に覆われた大普賢岳など大峰の山並みが見えて気分は上々です。

小白髭岳も、ま近というところで円の亡者さんのワカンのテストです。
買ったばかりの初使用で、ええの、わるいの、言いながらの歩行で
小白髭岳に到着。
でも、この山での歩行には不向きの様で、
小白髭岳を下ったところでまたアイゼンに切り替えていました。

小白髭岳からの、真っ白な雪を冠った白髭岳の遠望は、神々しく見えました。

      

ここからの雪の深さは歩行に苦労させられ、痩せ尾根の怖いセッピもあり、幾度もピークを越えて
12時30分、なんとか山頂に立つことが出来ました。やはりマイナーな山なのでしょうか、他のルートからの登山者もいませんでした。

復路はカメラを片手に、雪の別世界を堪能しながらの下山となりました。
一人のラッセルではなかなか厳冬期の白髭岳は容易ではありません。
円の亡者さんお供ありがとう御座いました。

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