No,305  四国の山

その2 樹氷の海、笹ヶ峰(1860m)と寒風山(1763m)

2001年12月8日 車中泊
メンバー 単独
行程 寒風トンネル南口登山口〜桑瀬峠〜寒風山〜笹ヶ峰  往復

12月8日
旧寒風トンネル南口の駐車場を出発(7時40分)
いきなりの急登が始まり左の尾根には白いものが見えてきた。昨日からの
寒波の到来による絶好の景色が見れそうだ。
樹林帯を過ぎ笹の尾根に出たところが桑瀬峠(8時20分)
 
     
冷たい強風でじっとしてはいられない。稜線の登山道を右手に寒風山へむかう。この辺りからは瀬戸内側斜面にはきっちりと樹氷が付いている。斜面でこれだけはっきり違って見えるのも珍しい。
3っつ程ピークを超え寒風山へ到着した。(9時20分)

この山は高知県でも数少ない樹氷が見れる山ということなのだろう、アマチュアカメラマンにも数人出合った。
しかし、まだ目的の笹ヶ峰の姿ははっきり見えてこない、山頂にはずっと雲がかかっている。
寒風山をあとにグンと坂を下り少しずつ南へカーブをしながら稜線を進む。
高度も少し上がってきたが、まだ頂上の姿は見えない。
でも樹氷の海は少し明るく成りかけた空に光りだしてきた。
笹と潅木には、それぞれの形に自然が作ってくれた樹氷の芸術が、僕を感動の海に誘ってくれている。
山頂に到着。(10時50分)

風が冷たくまともには立っていられない、岩陰に座りおにぎりを頬ばる。 
10分程すると空から太陽が顔を出し次第に周りが明るくなってきた。
おお〜〜・・・見えてきた、見えてきた、石鎚も、南に光る太平洋も、
北に西条の街とその向こうの瀬戸内海も、西には遥か剣山方面か。
それまで山頂には自分一人だったが、丸山方面から登ってきたという夫婦連れも一緒に
展望を楽しむ。直ぐに下山するには勿体無い程の景色、30分位は楽しんだろう。
 

  

  

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