No,326 大熊谷の頭と白倉山
(台高山脈中部)

2002年5月2日 日帰り
メンバー 単独   
行程 庵の谷林道終点出発7:35−大熊谷の頭8:05−白倉山9:05−幕営予定地10:30−ナンノ木平(この辺でうろうろ)11:03-12:00−江馬小屋谷林道終点へ下山12:50−ダムの道路を歩く-庵の谷林道入り口13:40-庵の谷林道終点の出発地15:12
天候 雨のち曇

ルート地図
池木屋山東尾根〜迷岳縦走の下見山行。ついでにテント場の確認、水のデポを目的に、このルートの真ん中だけを歩く事にしました。
車は飯高の蓮ダムを渡り庵の谷林道のゲートを慎重にくぐり沢の右岸から左岸へと林道は続いている。
グングン高度が上がり標高750mで材木作業用車が何台か置いてある。
標高950mで終点となり、『白倉山登山口』の道標が見え、此処に車を置く。

ピンポイント天気予報では午前9時は雨、午後からは曇り、雨の予報はこの地域だけであった。
当って欲しくないと思っていた天気は予報通りで、視界悪くうんざりするような雰囲気である。
しかし新緑が雨に打たれて一段と鮮やかに見えるのが救いである。
少しでも早めに雨が止んでくれる事を期待しながらフェンス添いに歩き始める。

標高1100m位からやっと両側が自然林になり緩やかな尾根を少し歩くと大熊谷の頭に着いた。晴れていても余り展望が効くとは思えないようなところだ。
ここから白倉山へはいきなり急な下り坂。雨で滑りやすい。小雨と霧の中で見えにくいがしっかりとテープがあり、これを頼りに稜線添いに歩いて約1時間で白倉山の山頂に着いた。


雨の白倉山の山頂 絶好の幕営地は右下
南の展望は良さそうなところだ、しかしいっこうに雨は止まず全く何も見えず。江股の頭までは行きたいので『池木屋東尾根へ』の道標をみて坂を下る。滑りやすそうな岩場を避け少しずつ巻きながら慎重にいくつかのピークを超える。
時々のミツバツツジやアカヤシオが雨に濡れて美しい。この雨で散ってしまい、足元に拡がった花びらもある。
一部シャクナゲも咲いているが10日後位には満開になるかも。

1226mのピークを超え緩やかに下ったところに絶好の幕営場所があり、持ってきた水と酒を離れた木の根っこに隠し置き、軽く腹ごしらえをする。
暫く歩きピークを過ぎてぐんぐん下りだしたことに気がついた。
標高は1000mを切っていた。「やばい」っと思い引き返す。
ナンノ木平の山名標識がある。雨も止まずこのまま引き返す事にした。
しかしまた下ってゆく。また元に戻る。でも新しい大きなテープとしっかりした道が北東に下っている。
位置確認をしてみる。野江俣谷の東の尾根に続いている感じがしたのでこれを下る。
右手にゴウゴウと滝の音を聞きながら一気に下ると、橋を渡り、沢が合流するところに車が二台止まっているのを見て一応安心した。
しかしピストンのつもりが下まで降りてしまったので、また車に戻らなくてはならない。
空も少し明るくなってきた、楽しんで戻ろう。林道を出てダムの道を歩きながらカメラで楽しむ。
庵の谷林道から迷岳
庵の谷の林道は登り返すのは辛かった。でも迷岳が青くなった空に間近に見えて、少し満足出来たような気がした。
奥香肌温泉で雨と汗で濡れた体を流す。ああサッパリだ、山の後はやっぱりこれに限る。

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