No,345 神仙平と七面山の紅葉 |
紅葉前線を行く、第二段 前夜、急遽決めたコース。朝4時相棒のMさん同行連絡あり、待ち合わせのコンビニから奈良大塔村までは走り易くスイスイと1時間。 でも此処からが長い林道、これまた1時間。車一台を下山口に置き、更に林道終点へ。 ガレ場を巻いて寸断された旧林道へ戻り、七面谷を横切る。暫くして道は無くなる。 ここから涸れ沢へ降りてゆく。大きな岩の集まった沢は結構歩きやすく、標高も稼げる。
左から二本ほど涸れ沢が合流しているが、構わず真っ直ぐに登ると右手に草原状の台地が見えてきた。 この辺で沢から外れて草地へ出た。前回来た時とほぼ同じルートであるが、ガスに覆われた雰囲気は少し違っても見える。 この天気では展望は無いが、Mさん曰く『ごっつ、ええとこやんか』・・・・。 今回は、古い登山ルートを探してみるという目的もあるので、周辺を探してみる。この草地(神仙平)を南北に細い踏み跡があり、北の林の中には赤テープを見つけた。 Mさん南の方へ歩き出す。細い踏み跡を辿って地図と照らし合わせてみる。 この辺から尾根に向ってのルートが有るはずなのだが・・・・・・と思っている辺りで赤テープを発見。 踏み跡は無いがテープは尾根に向っている。しばらくはテープ頼りに登るが、テープは途中で無くなってしまった。 兎に角、尾根まで上がると登山道に出た。しかし目的の舟のタワが右なのか左なのかは確認出来ない。人の声がして、近づいてきたので確認してみると舟のタワは南へ直ぐのところにあった。 舟のタワは霧に包まれていて、奥駈道の雰囲気が漂っている。 南へ少し歩くと七面山遥拝石がある。ここからピークの西側を巻く。 なにやら変な光景が見えてきた。テープが碁盤の目に張られているではないか? 『これなんやろな〜』 『山小屋を作るんかな〜』 『まさかこんな所へ・・・・・』 勝手な想像をしてはみたが、分からない。 七面山への尾根沿いにテープを頼りに林の中を東へ向う。鹿のヌタ場のようにも思える平らなところを過ぎると鞍部に差し掛かる。 この辺いったいはシロヤシオの木と笹原になっていて、七面山の岩峰も見えるはず。が生憎の天気で見えなかった。 東峰には登らず西峰へ、そしてアケボノ平へ向う。 春にこの一帯のカエデを見て、この時期の紅葉を楽しみにしていたところである。 アケボノ平辺りで少しばかり美しいカエデの姿は見れたが、盛りは過ぎていたのだろう。 標高の低い方に目をやると、山は色とりどりの木で染まっていて、これには充分満足した。
下山途中で奈良労山会の17名の方達に出会った。楊枝ヶ宿へ泊まるとか言っておられたが、そんなに大勢で泊まれるのだろうか? |