No,363 庵の谷林道から迷岳
(台高中部)


 2003年3月2日(日)  日帰り
 メ ン バ ー  タンタンさん、DOPPO  2名
行    程  庵の谷林道〜林道終点〜庵の谷高〜大熊谷の頭〜迷岳  ピストン
天    候  快晴、風強し
山    名 大熊谷の頭(1190m)、迷岳(1309m)

                                                        
車は蓮ダムを渡り庵の谷のゲートを潜って林道に入る。道は右岸にそって高度を上げて左岸に移りジグザグに上り、西に向いたところで林道に転がり落ちた大きな石で進めなくなる。ここが約標高620m。前夜のアルコールが少々残っていたので、林道終点まで上れると楽できると思っていたのではあったがここで車を諦めた。



珠に青空が見えることもあるが、まだまだ流れの速い雲が空を覆っていて白いものがチラチラと降ってきた。
テクテクと大回りしながら林道を歩く。林道終点も近くなった頃には雪も止んでいて、後ろを振り返って陽が射し始めた迷岳山頂に樹氷を確認した。
天気予報どおり、もう直ぐ晴れ間が出てきて登山日和になることを予感する。

林道終点には道標がいくつかある。一番奥にある道標に従って鹿除けフェンス沿いに少し上ると直ぐに庵の谷高。以前無かった山名板がくくり付けてありこの山域ではあちこちで見かけるマウンテンキッドと名乗る方が付けた物だった。一服するには恰好の場所である。

緩やかな登山道を30分ばかり登り切ると大熊谷の頭。すぐ手前には腰掛が出来るような、幹が横に伸びた木があり分かり易い。
薄暗い雰囲気が強かったこの山頂も、木の葉がない時期には随分明るく感じる。

ここからは快適な稜線歩きと思ったのも束の間、東に少し下った辺りから強烈に冷たい風に煽られる。庵の谷から、布引谷から吹き上げる風で頬も凍りそうだった。その冷たい風のお陰で樹氷は残っていたのかもしれない。

   

迷岳山頂には誰もいなかったが、まもなく2人ずれが飯盛山経由で登って来て風のきつい山頂で食事をする模様だった。
我々は風を除けて日の当たる窪地に腰をおろす。



気がつけば空は真っ青、雲ひとつ無くなっている。
青い空に樹氷がよく映えて実に素晴らしい光景。

タンタンさんはこの寒い山頂でビールを飲みだし、私も少し頂いた。
こんな寒い日には空気より暖かいビールは意外にも美味いものだ。






同じ道を下る。
庵の谷高で展望を楽しむ。
朝雲が掛かっていた明神方面からの台高縦走路は大展望です。

画像にマウスを置くと、山名を確認できます
  
桧塚方面のズーム                             奥の迷峰のズーム
林道に戻ると稜線の寒さとは一転、春のポカポカ陽気でした。

コースタイム

庵の谷林道620m(8:50)〜林道終点〜庵の谷高(9:45〜9:50))〜大熊谷の頭(10:20)〜迷岳(11:20〜12:05)〜庵の谷林道
620m(14:05)

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