No,381 南駒ケ岳から越百山 中央アルプス 南駒ケ岳 |
2003年8月13日 | 登山口前夜泊 日帰り |
メ ン バ ー | 単独 |
行 程 | 伊奈川ダム奥の駐車場〜ケサ沢・南駒ケ岳登山口〜P2591〜南駒ケ岳〜仙涯嶺〜越百山 〜越百小屋〜越百山登山口〜駐車場 |
山 名 | 南駒ケ岳(2841m)・仙涯嶺(2734m)・越百山(2613m) |
天 候 | 晴れ |
地図はこちら(20万図) | |||||||||
展望図 | |||||||||
お盆休みに入ると言うのに天気予報はいま一つ芳しくない、唯一の晴れマークが8/13日、連休の初日である。 これを知ったのが8/12の仕事が終わってからの事。 前月の南アルプスが生憎の天気であった事もあり、今年のアルプスを何としても青空の下で歩いてみようと思った。先のことは判るはずも無い、とにかくこの一日に賭けて見ようと思った。昨年の中央アルプスがこれまた生憎の天気であったので、手っ取り早く行ける、このあたりの山の地図をみてコースを探す。破線ではあるが南駒ケ岳へ直登できるコースを見つけた。 「よしこれにしよう」 日帰りなので準備は簡単、いつもの小さいザックに、いつもの装備である。 雨具、ヘッドランプ、ザックカバー、スパッツ、シュラフカバー、カメラと小型三脚、コンパス、腕時計、長袖シャツ、替え靴下、ロールペーパー、救急薬品、エアーサロンパス(最近は常備品にした)、予備メガネ。 水と食料は全て途中のコンビニで調達する事にした。 現地での仮眠時間を出来るだけ多くとりたいので急いで夕食と風呂を済ませる。 8月12日 午後8時20分 出発。 西名阪道(800)から東名阪(2050)、名古屋高速(350)、中央道(1800)を乗り継ぎ、中津川ICで一般道に下りた。 此処からは木曽路を北に向う。南木曽を過ぎ大桑村に入る。暫く行くと伊奈川の橋を渡る。今年もこの橋を渡ってしまった、橋を渡らず、手前を右折しなければならないのである。 夜中なので対向の車も全く無く、快調に目的地の伊奈川ダムの奥の駐車場に到着した。3段ある駐車場はがら空きである。一番上の駐車場に僅か2台が止まっていた。時刻は午前1時。 狭い車の中に寝床を作り、好天を祈りながらシュラフにもぐり込む。 8月13日 5:00 しまった、寝過ごしてしまった、辺りは明るくなっていた。車は全部で5台になっている。皆朝の出発準備をしているようだった。 私も急いでおにぎりを頬張って準備に取り掛かる。出発予定の時刻を1時間半遅れて5:30出発。
この辺りからは、大岩の連なる南駒ケ岳山頂を見ながらの登りです。道が狭くハイマツの枝がバネになり、押し返せれながらの登りは結構辛い。 山頂近くでは岩飛びをしながらの歩きとなりました。 11:05誰もいない山頂到着。 30分前まで青かった空は、ちょうどこの時にはガスが掛かり何も見え無くなっていました。 気持ち良い空気の中で弁当をひろげる。(11:05−11:30) これから下るのも何か勿体ない気がしました。密かに思ってはいたのですが、時間も余裕が出来たし、越百山経由で下山しようかな? 考えているより先に足はそちらに向いているのが不思議です。 ガスの中を南へ下って行きました。ザレ場の横のお花畑はすっかり秋の花に変っていました。岩の斜面を下る頃ガスが切れてきて、正面に仙涯嶺の大きな岩山が現れました。そのず〜っと向こうには全く対照的な越百山です。 仙涯嶺の登りは見た目程でも無く、多少の危険なところもありましたが、スンナリと通過できました。 本日始めて出遭う人が登ってきます。 『こんにちわ』 ひょっとして朝から初めて発する言葉だったのかもしれない。 この人は単独行でした。 もう1人、また単独者です。通りすがりでの話では南駒ケ岳直下の避難小屋へ泊まると話していた。 今度は朝駐車場で一緒だった2人ずれが越百山経由で登ってきた。ちょうど同じところからスタートして今交差した事になる。この2人ずれは引き返して『今夜は越百小屋へ泊まります』と話した。 この辺りの越百山への道は実に感じが良い。眺めも良い。越百山の人気の秘密もこの稜線にもあるのかもしれない、と思った。 越百山は森林限界のスグ上、ハイマツ帯の中に聳える女性的な曲線を持った山である。 この山頂でも独り占めだった。 最後の展望を楽しんで、越百小屋のビールを楽しみに下る。 この下りで腰の関節に違和感を感じる。少しゆっくり歩く事にした。 小屋の缶ビール600円也。この小屋の主人は珍しく親切で誠実そうである。 小屋の外に置いてある椅子に腰掛けて見えた雲の掛かった南駒ケ岳が実に印象的で美しかった。 この辺りの雰囲気は大峰山脈にどこか似ている気もする。 くだりはゆっくりとゆっくりと・・・・・・歩いた。 最後にお土産を貰ってしまう。あと40分で林道か?という所で夕立である。 思いっきり降った。 ズボンは雨具を着け無かったので、思いっきり濡れた。 最後の少しくらいは仕方あるまい、どうって事はない。 山の上では天気が良かったから・・・・・・・・・・・・・・・ |
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