No,387 添谷山から大杉谷
ブナの森

添谷山

 2003年10月25〜26日  粟谷小屋泊 
 メ ン バ ー  NET仲間 
行    程  大台ヶ原、川上辻〜金銘水〜大台辻〜添谷山〜大台辻〜西谷橋〜粟谷小屋(泊)
 粟谷小屋〜堂倉滝〜光滝〜堂倉滝〜粟谷小屋〜シャクナゲ平〜日出ヶ岳〜川上辻
山    名  添谷山(1250m)・日出ヶ岳(1695m)
天    候  

        地図はこちら(1/25000図)  
展望図
台高山脈は結構隅々まで歩いている積りでいた。
が、よくよく考えてみると、そのメインとも言える大杉谷には未だ足を入れていないことに気がつき、NETの仲間と久しぶりにゆっくりとした小屋泊り山行をすることになった。

10月25日
大和上市駅に集合し、電車組の参加者もここから車に分散して相乗りし、大台ケ原へと向かう。

伯母峰トンネル手前のループ橋は今回初めての通行となる。
この辺りはここ5,6年で随分様変わりし、便利になったものだ。私のように山へ行く者にとっては随分と助かる。

大台ドライブウェイからは晴れ渡った空に大峰山脈の大展望。

我々は川上辻に駐車して、大台ヶ原の喧騒をよそに大台辻へと向かう。
山腹の巻き道は秋一色。

出発が遅かったので大台辻で昼食タイムとした。

大台辻から北へ笹の道を駆け上がるとここはもう台高の縦走路、人も居なく静かな道です。
時期的には少し遅いかと思っていた黄葉も、この辺りは丁度真っ盛りであった。

添谷山への緩やかな尾根道は実に快適である。
以前(No,250 No,340)ここを通った折、『このブナ林が秋色に染まる時期に一度は来てみたい』と思っていたことを、こうしてNETの仲間と一緒に実現できた事が嬉しい。

添谷山山頂に近づくと見覚えのあるザックが見える。
先に到着しているはずのSさんの物に間違いない事は僕には分かっていたのだ。
みんなにはこの事を知らせていなかった。
そんことで、Sさんが現れたときには皆ビックリしていた

これで筋書き通りに、事は運んだことになる(^0^)
大台辻からは東の谷へ下り、西谷橋へ。
ここからのコースがはじめて踏み入れるルート。

ゲートで遮断された林道は当然車は走っても来ない。
我々だけの静かな道である。

粟谷小屋までの林道歩きは粗平坦か、寧ろ登って行く感じにも思えた。

色づいた周囲の山、谷の向こうに見える滝や険しい岩肌は、一年中で一番輝いて見える時期で嬉しい。

ブラブラと遊びながら歩いていたので、粟谷小屋が林道沿いに見えるころには陽も落ちかける時刻だった。

我々は別棟を用意されたので、他の客に気兼ねなく夕食時を楽しませてもらった。

そうそう、食事の前には前評判程でもない風呂にも入れた。
とにかく山小屋で風呂に入れるだけでもありがたいものである。



10月26日
5時起床

ザックをデポして6時半出発。


林道を少し歩くと堂倉滝へ下る登山道の標識があり、そこから急坂を下ることになる。

流石に堂倉滝は水量もたっぷりと大迫力である。
深い緑色の滝壺も神秘的に見えた。



ここからは吊橋を二つ渡って沢沿いの道が続く。
与八郎滝、隠滝を過ぎて危なっかしい壁の道を下ると光滝。

丁度眺めがよい場所で休憩して引き返すことにした。


同じ道を粟谷小屋へ引き返し、かなり早い目の昼食タイム。
皆速いペースで戻ったので汗もにじんでいる。
ビールが実に美味かった。


昼食が終わり、いよいよシャクナゲ平から日出が岳へ向かう。

標高が上がるにつれて木の葉も少なくなり、落ち葉が目立つようになる。

サクサクと歩く、この感触も実にいい!

葉が落ちた木の間から山頂も見えてくると急坂になり、まもなく山頂でざわめく人の声が聞こえる。

人、人、人、日出ヶ岳はやっぱりメジャーだった。
この山行アルバムはこちら                   

同行の円さんpanaさんHAMAさんどんかっちょさん  森の音さん、 milionさん

表紙へ                 戻る