No,399 憧れ・冬の八経ヶ岳へ
熊渡から狼平・弥山経由

 

 2004年03月14日  日帰り
 メ ン バ ー  郭公さん、みーとさん、DOPPO 
行    程  熊渡林道終点〜狼平〜弥山〜八経ヶ岳 頂仙岳経由でピストン
山    名  八経ヶ岳(1914m)、弥山(1895m)、頂仙岳(1717m)
天    候  快晴

この山行で二つ、喉に痞えていたものが取れたような気がする。
ずーっと実現出来ていなかったみーとさんと大峰へご一緒できたこと。
そして3年前、郭公さんと雪の弥山へ、そして目前にした八経ヶ岳を断念した。そのリベンジを今回一緒に出来たこと。
しかもこの上ない程の快晴のもとでの八経ヶ岳山頂は、過去のどの時よりも感動の大きい山行となりました。



5時半の待ち合わせは万葉の森。一台の車で天川村へは6時半過ぎ、みたらいを過ぎて熊渡を弥山川沿いに林道を進む。
冬の間は何処も落石が多い、幸い大きな石は無く、大揺れに揺れながら車は白川八丁への入り口を過ぎて林道終点へ到着。(6:55)
7:05出発
杉林の急登を過ぎると、大きくジグザグを繰り返して、背後のトサカ尾が見えてくると、少し自然林が現れてきてホッとする。またまた杉林になり尾根に沿って登るようになる頃、足元の雪が増えてきた。
横着をしてアイゼンを履かなかった為に、ヒヤヒヤのトラバースもあったが順調に栃尾辻からのルートに合流する。(8:30)
ここで小休止してアイゼンを着ける。アイゼン嫌いの郭公さんも仕方なく付けている。

雪は良く締まっていて、ガシガシとアイゼンが食いつく。
頂仙岳を巻き終えたところで私の片方のアイゼンのビスが取れてしまい使用不能になる。
比較的歩きやすい雪の状態で、大して問題無く狼平へ到着した。(10:00-10:15)

ここから弥山方面への階段は雪に埋もれて何処が何だかさっぱり判りません。寧ろ階段は見えない位のほうが歩き易い。
斜面が急になるに連れ、アイゼンの片足歩行は滑って歩き辛くなって来ました。しょうがないからワカンを付けて歩きました。こんな調子で右手に八経ヶ岳を眺めながら弥山へ。

弥山小屋前で昼食(11:25〜11:47)

旧小屋は3年前に泊まったときと同じように、避難小屋として半分だけ開放されていた。
 弥山小屋前


 弥山・八経の吊尾根
弥山小屋前にザックをデポして空身で八経へむかう。
夏の道とは全く違う別世界が広がっている。
弥山から八経ヶ岳への吊尾根は切れ落ちた東斜面へ突き出したセッピの連続だった。
緩やかな雪のスロープを登りきると八経ヶ岳の頂に辿り着いた。(12:25〜12:35)
そういえばオオヤマレンゲの鹿のフェンスも簡単に足で跨いで歩けた。
山頂の大きな山名板はどういう訳か、抜かれて横になっている。立てて手に持って記念写真を撮った。
下りは弥山小屋前で小休止して、あとは狼平まで滑るように雪道を下ってゆく。
途中、今回こそと思っていた頂仙岳を経由することにした。
 

倒木をよけながら雪とブッシュの急な斜面に少々てこずりながら登った頂仙岳山頂では絶景が待っていました。
思いがけないご褒美でしょうか。これは収穫でした。(14:25-14:30)
頂仙岳からの展望=手前の迷ヶ岳から修復山と奥に見える稲村・大普賢・行者還岳
熊渡林道下山(16:20)

何度となく登った弥山・八経ヶ岳、この度は今までと違った側面とその素晴らしさを味わいました。
同行のみーとさんのページ    郭公さんのページ

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