No,401 トップリ尾から日裏山
大峰中部

P1402付近から トップリ平と左奥は頂仙岳

 2004年04月10日  日帰り
 メ ン バ ー  郭公さん、DOPPO 
行    程  大塔村篠原、舟の川・入谷出合〜入谷691〜P1042〜P1402〜P1690〜日裏山 ピストン
山    名  日裏山 (1725m)
天    候  快晴

トップリ平=トップリ尾の1402ピークのすぐ奥に広い笹原があります。名無しのこの地を勝手にトップリ平と名付けました。
        実際にある名前ではありません。このページだけのものです。



地図4万図


入谷に架かる吊橋
夜明けと共に歩き始める積りで、郭公さんとの待ち合わせは4時。
大塔村で5時を過ぎていた。
篠原林道脇に駐車したのが6時前。
夜明けの5時半を30分過ぎて6時出発。
入谷のゲートを過ぎて30分ほど歩いて右手の沢に架かる吊橋を渡る。6:35
トップリ尾へはもう一度ソエ谷の沢を渡る。
沢を渡るといきなりのザレ場の急登、杉林の急登。
そして尾根に続く村境に到着。古い踏み跡らしきものもあるが、ブッシュと伐採して放置された木を避けながらの登りで疲れる。
(7:50) P1042m

P1402付近
ここからは稜線歩き。天気が良くて気温は高そうだ。
暑さのあまり長袖シャツを脱ぎ半そでになった。
風が心地よい。
歩き易かった道はホンの10分。
ブッシュを分けながらP1402mへ。(9:10)
大きく展望が開け、笹の台地が向こうに広がっている。
正にアケボノ平2である。兎に角トップリ平と呼んでみる。
大峰もここから眺めると違った味わいがある。
頂仙岳から日裏山、明星ヶ岳、楊子ヶ森、七面山が手に取る様に迫る。

P1690mから頂仙岳と遥か遠くに稲村大日のトンガリが見えた
違和感を感じていた足の筋肉が攣り出した。
「このまま目的の明星ヶ岳まで歩くには無理だろう」
そう自分で感じた。

郭公さんには先に行ってもらう事にして、何とか日裏山までは登ってみたいと思った。

無理をせずボチボチと登ってP1690mへ(10:40)
ここは、空青く雲ひとつ無い絶好の展望台です。
目の前は頂仙岳と向こうに稲村の大日がくっきりと浮かんでいました。

日裏山付近は残雪に足を取られて歩きにくかった
さてこの先はと言うと、残雪多くズボズボと足を取られて歩き難いことこの上ない、だだっ広い尾根。
先を行った郭公さんの雪の足跡が繋がっています。


(11:05〜11:10)
この辺りのピーク、日裏山(1725m)と思われる所へ着いた。
(私の高度計では1715m)

東側に弥山から明星ヶ岳が望めるポイントあり。

日裏山  山名板も何もなかった

弥山  日裏山より
ここは日裏山。

奥に見える弥山と手前の狼平に向かって続く尾根は大黒岩辺りと思われる。 
暫しの展望を楽しみ、引き返す。


(11:40〜13:40)
P1690mに戻り、乾いた喉にビールを流し込み昼飯にした。

睡魔が襲い、郭公さんが帰るまでの昼寝タイムとした。

一眠りして鬱々としているところへ、ガサガサと音がして郭公さんが戻ってきた。
どうやら立ちはだかる途切れない倒木に奥駈道手前にて時間切れ敗退、とのこと。
この場合、敗退とはいえ納得の撤退だろう。
満足した様子であった。
 
八経ヶ岳   日裏山より

明星ヶ岳  トップリ平より

中央左の平らなピークが日裏山、右端奥が明星ヶ岳
トップリ平からの眺めは飽きないが、余りゆっくりしているわけにもゆかず、下ってゆきます。

気が付けば腕には擦り傷がいっぱいです。
まともに歩ける足元は少ない。
右に左にヤブを下ってP1042m。下りも冷や汗でいっぱいです。

更にここからの急下りも神経を尖らす箇所がいっぱいでした。

吊橋を渡り、安堵の胸を撫で下ろす始末。(16:35)
駐車場所へ(17:10)

体力もさることながら神経を切り詰める山行でしたが、味わいのある大峰の最深部を堪能することが出来た1日となりまた。

これを大峰山脈への足跡、100回記念とする。(単なる自己満足の世界です)

奥駈道寸前まで行った郭公さんどうもお疲れ様でした。

真ん中左奥に釈迦ヶ岳が見える。
手前に重なる七面山から槍ノ尾
   
 郭公さんの報告へリンク
 

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