No,404 ミタライからカンスケ尾
大峰北部

川迫川渓谷の朝

 2004年05月23日  日帰り
 メ ン バ ー  単独 
行    程  ミタライ渓谷・白倉谷出合〜バンダイ〜カンスケ尾にてP1236m〜P1383m
 〜岩本谷出合〜 ミタライ渓谷・白倉谷出合
山    名  バンダイ(1085m)
天    候  曇り



地図2.5万図


バンダイ(1085m)
以前から一度通ってみたいルートとしてピックアップしていた。
何れ好天を選び、挑戦する事にしていたので地図は既に何度も読んでいる。
前日の天気予報を頼りに出発。
天川村は霧に包まれどんより曇っていた。
天気予報を再度確認する。
予報は刻々と替わっていた模様で、昼頃には雨のようだ。
さてどうしよう!
昼頃にはちょうど稲村ヶ岳の直下に差し掛かる頃だろうか。
雨では危険が伴なうし、雨の降る前に下山しなけりゃ。

6時
ミタライ渓谷、白倉谷出合へ駐車。
兎に角、9時頃にはUターンって事で出発する。

新緑
朽ちかけた古い遊歩道の鉄ハシゴを上ると、丁度トンネルの上辺りだろうか。
直ぐに道は無くなり、木の根っこと岩を掴んでの登りとなる。
勿論テープや踏み跡はなく、尾根に忠実に上って行く。
標高800〜900m辺りでは大きなクラが立ちはだかりルートファインディングを楽しめるが、滑りそうで危険も伴なう。
二ヶ所のクラも巻いて登れた。
ゆっくり登って1時間20分、ピークへたどり着いた。7:20
このピーク、昭文社のエアリアにはバンダイ,と記載されている。

稜線は開けたところもあり、時々鉄山やバリゴヤがガスの中、右手に見え隠れする。
左手の観音峰の展望台も見えているが人の姿は無かった。

バリゴヤの頭がノゾク
稜線の北側と南側はハッキリと植生が分かれている。
北側は杉の植林、南側は自然林の新緑がまぶしい。

僅かに下り、緩やかに登って行くとクラの上に立った。
ロープは持っているが無理はしないでおこう。
少し戻って巻けば問題無く通過できた。

少しずつ登って稜線を歩いているうちに下山の事を考えていた。
元へ引き返すには厄介なところも多かったし、気持ちは北側の岩本谷へ下る事で決まっていた様なものだ。
P1383m(昭文社のエアリアでは1392mとなっているが間違いだと思う)への笹のヤブ漕ぎを終え、クラで囲まれたこのピークを確認して岩本谷方面の北北西の急な尾根を下る。9:00

白倉谷
クラの間を下るには、持参した短いロープが随分活躍した。
林道が見える最後の下りは何処も崖になっていて右往左往。
一番ヤブの多いところを選んで下降。10:30

稲村ヶ岳と大日の岩峰を岩本谷の奥に仰ぎ見て再挑戦を誓い、林道を下る。

車に戻り、温泉へ向かう頃、雨が降り出した。11:00

白倉谷

稜線で