No,409 カンスケ尾から稲村ヶ岳 大峰北部 稲村直下からの大日山 |
2004年07月11日 | 日帰り |
メ ン バ ー | タンタンさん、DOPPO |
行 程 | ミタライ〜バンダイ〜(カンスケ尾)〜(ミオス尾)〜稲村ヶ岳直下〜バリゴヤ道〜稲村ヶ岳 〜(クロモジ尾)〜白倉谷林道終点〜ミタライ |
山 名 | 稲村ヶ岳(1725.9m) |
天 候 | 曇り一時小雨 |
前回5月は天気予報通り午前中で切り上げて、P1383から岩本谷へ下山した。今回の天気は上々、そんな予報に釣られて早朝より天川村を目指した。 ミタライの駐車場所には1張りのテントが1台の車の後ろに見える。時刻はまだ薄暗い4時半ごろ。我々の車の音でテントの中から4人が出てきて、挨拶を交わす。空はどんよりとしている。 急な尾根を登るには足元に不安もあり、少し明るくなるまで待つことにした。 |
5:00 出発 鉄の階段を登り、直ぐに尾根に沿って登って行く。 ルートについては前回の記憶がよく残っているので、ほぼ順調に進めた。 タンタンさんは前夜の睡眠不足から少し足取りが重そうだった。 6:20 バンダイ到着。 空は少し明るい雰囲気もしてきた。好天に期待を膨らませて稜線を歩き始めるが、それどころか小雨も降ってくる始末だ。 『おいおい今日の天気予報はどないなってるんや!』 ボヤきながら歩く。 8:00 前回撤退したP1383mの左斜面をトラバースして向こうのコルに出た。コルから振り返って分かったのであるが、このピークは大きな岩峰と成っていて、もしピークに登ってしまうと、こちらには下れそうもない。 辛うじて、通ってきたルートだけが歩ける場所だったようだ。緊張を解しながら一本入れる。 |
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ここから後には、いくつもの難関が待ち構えていた。 大小織り交ぜてのピークはコトゴトク岩峰となっていて、ルートファインディングに随分時間を取られた。 『オーイ、そっちは行けるか〜』 『こっちは無理や〜』 そんな掛け声で進んで行くものの、距離はいっこうに稼げない。 そして地図を広げる回数も増える。 |
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そろそろ稲村の直下。標高は1550m。 当初の予定は、ここからバリゴヤ方面へトラバースして、バリゴヤの頭をピストン後に稲村を・・・・・なんて考えていた 地図から察するに、岩壁の間に稲村へ登れる斜面があるように思える。兎に角やってみよう、ということで、急な岩場の斜面を登って行く。 古い色あせた赤布テープが一箇所にぶら下がっていた。 地図詳細 |
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『だいぶええ感じで登ってきたね』 なんて調子の良いことを云いながら大岩を巻いて上に立つ。 尚も上りは続く。 踏ん切りの効かない不安定な斜面で立ち往生。 ここではタンタンさんのロープの助けを借りた。 山頂からは人の声がよく聞こえて、随分近かづいていることが伺えた。 しかし、ここで大きな岩壁に阻まれる。 |
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標高1650m、丁度テラス状になっている所だった。 ガスが切れ右や左に山頂から切れ落ちた崖が見え、足が竦む。 いろいろと考え、又、偵察したものの、これ以上はクライマーの世界か? 我々は退散するしかありません。 それにしても、ここへ来るまで思いもよらず時間が掛かっている。 時刻は13:30、既に8時間半経過。 危ないところは早めに下り、遅めの昼食をとる。 どうするか考えた挙句、当初のバリゴヤのルートへ向かうことにした。 |
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標高はほぼ1600mからトラバースを始める。 この時刻、見通しも利きやすくなっていたのが幸いし、比較的緩やかな斜面を選ぶことが出来た。 。 このときまで、気持ちの余裕が無かったのかもしれない。 この斜面の風景にえらく感動した。 二つの沢を横切り、小笹の斜面を登り気味にバリゴヤへのルートにこぎ着けた。15:10 一般登山道に出られたことで胸を撫で下ろし、前に広がる弥山方面の景色を、余裕をもって眺めることが出来た。 ここまでくればルンルンである。稲村ヶ岳山頂15:20到着。 |
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稲村ヶ岳山頂にてくつろぐ。 この時刻では、他の登山者も下山後です。 静かな展望台には、アキアカネが沢山飛んでいました。 |
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展望台から辿ってきた尾根を見下ろす。 |
白倉谷への下山道で 沢山咲いていた |
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下りはクロモジ尾の道から分岐し、一本北の尾根からこの沢へ下る。 ちょうど白倉谷の林道終点だった。18:05 ここからの林道歩き飽き飽きするほど長く感じた。 ミタライ帰着、19:00 《参考タイム》 ミタライ(5:00)〜バンダイ(6:20-6:30)〜P1383m直下(8:00)〜稲村直下1650m(13:30)〜1600m昼食(14:00-14:15) 〜バリゴヤへの下り斜面(15:10)〜稲村ヶ岳(15:20-15:45)〜白倉谷林道終点(18:05)〜ミタライ(19:00) |
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