冬を待つ八丁平に立つSやん |
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せきやんの誘いに乗ってみた。
まず若宮の下山口に車を一台デポして、三峰山登山口へ向かう。登り尾コースの近くへもう一台をデポし、植林の中を歩く。
雪の時期は随分ラッシュになるこのコースも今は誰もいない。
快調に登ってゆく。自然林の斜面は赤や黄色に染まって季節は正に秋色だ。
一時間程度で稜線に着き、八丁平へ向かう。
吹きさらしの八丁平は秋が終わり、雪を待っているように落ち着いた雰囲気だった。 |
三峰山の山頂にも誰もいない。
ミニ三脚を取り出してセルフタイマー撮影の記念写真。
雪の上ではなく草の上に立っている。
冬以外の山頂は初めてなのでどうも勝手が違う。
今日は此処から東へ向かい、初めて歩くルートなので楽しみである。
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三峰山 |
平倉峰へ |
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東へ向かう稜線では大方の木は、葉が落ちていたが、左右の斜面には色付いた自然林が眩い。
演習林らしい優しい雰囲気がしていた。
2人とも『ええな〜、ええな〜』の連発だった。
三つ目のピークが比較的平らな広い山頂の平倉峰だった。
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落ち葉踏む稜線 |
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何処までも緩やかで、アップダウンの少ない稜線が続く。
どこまでもブナとヒメシャラの林が続く。 |
ヒメシャラ |
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ブナの森 |
黒岩山 |
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木の間から、修験業山 |
尾修験業山 |
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黒岩山の下りで修験業山の姿がハッキリと現れる。
この下りが標高差150m程度。
それでも栗の木まででは一番のくだりである。
修験業山へ近付くと人の声が聞こえてきた。
若宮から登ってきた和歌山の人達だった。
少し下って、早い目の昼食タイムとした。
いつものコンビニ助六弁当ではなく、趣向を変えて買った弁当だったが、なかなかイケル。
Sやんは家を5時前の出発にも拘わらず自家製愛妻弁当。
『子供の弁当の序でだったから』なんてぬかしているが、ちょいと羨ましかったな。 |
修験業山を振り返る |
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休憩後、修験業山をすこし下ると若宮八幡神社の高宮へ着く。
あの和歌山の人たちが単独者と話していた。
栗の木岳からの下りルートが荒れているらしいとの情報で,
其の単独者は迂回してきたということだった。
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若宮八幡宮 高宮 |
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三峰山からはほんの少しずつではあるが、下ってきたことになる。
この辺りの標高は黄葉の時期としては今がピッタリかもしれない。
彩が鮮やかになり、時々赤色も目立つ。
栗の木岳の南斜面の紅葉が見え隠れしていたが鮮やかだった。 |
局ヶ岳も手の届くところ |
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えぐれてしまった小沢 |
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あっけなく栗の木岳山頂を越えて分岐へ下る。
200m程の下りであるが随分急斜面だった。
普通の道はジグザグになっている。でもここの道は真っ直ぐに下っていた。一箇所ロープが付いていたが、私の膝には結構負担になった。
分岐からの下りはやはり荒れていた。
分かりにくい箇所があったが慎重にテープを辿ればルートはあった。
荒れた沢を5〜6度、いや7〜8度は渡ったかも知れない。
足が濡れるほどでもなかったが、冷や汗の場所もあった。 |
沢を下る |
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沢道の廻りも勿論秋色一色。
今年はどこも色付がいまひとつ。
でも、ここはこの秋一番の紅葉ハイクとなった。
若宮八幡神社に下山し、長々と宮司さんのお話を聞いてお参りをする。(ここの宮司さんはおしゃべりが好きなようです(^0^)
美杉村の道の駅横の新しい温泉に浸かり、17時ごろ帰宅。
帰宅してから床屋に行ける余裕のタイムが出来て、とても充実した一日となった。
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(参考タイム)
御杖村神末7:15〜登り尾コース〜八丁平8:30〜三峰山8:35〜平倉峰9:00〜涸谷山9:30〜修験業山10:45-11:20
〜栗の木岳12:00〜若宮八幡宮13:45 |
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