ダムの下 平瀬橋を渡る |
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布引谷のコースは山を始めて3年足らず、7年前の春に通っている。その当時、道は荒れていた、滝を見る余裕すらなかった事、途中で道を見失いヤブコギで稜線にたどり着いた苦い思い出がある。
あまり案内書に頼りすぎるとこんな事に成るという経験で、しっかりと地図を読むことも学習した。
そんなことを思い出し、今一度このコースを歩き「布引滝」をゆっくり見る事にした。
スメール温泉近くの広い駐車場に車は一台もなかった。
そこから約2Kmの平瀬橋(標高250m)まで川沿いに歩く。
立派な橋を渡ると直ぐ左へ折れて山道へ登ってゆく。 |
稜線に出ると古い山仕事の小屋があり、その脇を通り、緩やかに布引谷へ下ってゆく。
荒れていると思っていた道は整備され、新しい丸木橋もあちこちで付け替えてあり、随分歩きやすくなっていた。
大きな崩壊地を横切り、小滝のある沢を横切ると植林の中の急登となり、左上に岩壁が見えてくると右下に滝の音が聞こえた。
木の葉も落ちていて、水の流れ落ちる姿は木の間越しにもみえる。
下降ポイントにストックを置いて滝壺近くまで下る。急斜面は標高差80m程度だった。 |
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あちこちで整備されていた |
崩壊地を横切る |
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少し下ると見える |
滝壺の前
強風にあおられて布を広げた如く羽ばたく布引滝 |
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水量は決して多いとは云えないが、白い布をたなびかせたような水の落ちる姿を、この滝の名にしたことは充分に伺える。
ちょっとオーバーかも知れないが、滝の右岸の高巻きでは大峰の双門の滝の高巻きを思い出すほどだ。但し危ないところはロープが固定してあり問題はない。
これより上流の整備は全くなかった。
程なく滝の上流部へ出る(標高約900m)。
ここでも穏やかな沢は狼平とダブってしまうほどのテントサイトだ。 |
滝の上流は穏やかな沢 |
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壊れた植林小屋の横を抜けて沢を左へ渡る。
7年前はここで道を失った。
地図を広げ確認する。この尾根を登るのが正しいようだが、元々此処から先は踏み跡は無いのかも知れない。
時折テープが現れる。あまり信用は出来ない、たまたま通ってマーキングしただけのものもある。尾根の上に出ると踏み跡が現れシャクナゲのブッシュを掻き分けて登る。
また踏み跡はなくなるがあちこちに訳の分からないテープは付いている。
あまりの急斜面に何度となく立ち止まりながら登りきった。
ピッタシカンカン、そこは丁度迷岳山頂だった。
山頂は強風で煽られそうだ、風を避けて昼食とした。 |
下る途中で正面に三峰山が大きく見える |
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嫌な飯盛山の下りを避けて、唐谷へ下る。
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唐谷には滝が多い |
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植林帯を抜けて沢を渡り、滝を見ながら沢沿いを下り林道へ合流。
林道は崩壊箇所が多く車両は通行不能だったが、人は通行可能だった。
閉鎖中のレジャー施設のゴーカートコースを下って戻った。
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飯盛山の陰で迷岳は見えず |
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飯盛山は飯高のマッターホルン
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(参考タイム)
奥香肌スメール駐車場7:00〜平瀬橋7:20〜尾根〜布引谷〜布引滝9:00-9:30〜迷岳11:00-11:15〜唐谷〜林道〜奥香肌スメール駐車場13:30
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