鉄山と行者還岳、大普賢岳
 2004年12月12日  日帰り
 メ ン バ ー  単独 
行    程  川迫ダム脇〜大川口〜聖宝谷〜理源太子像〜弥山〜八経ヶ岳〜弥山〜修覆山〜鉄山〜大川口〜川迫ダム脇
山    名  弥山(1895m)八経ヶ岳(1915m)、修覆山(1846m)、鉄山(1563m)
天    候  快晴のち曇り

辿ったルート

朝日を浴びた行者還岳
この時期にはいつもの八経ヶ岳が定番になっているが・・・・・
今年は林道が閉鎖されたままでどうしたものか?やはり川合から登るべきか?
いやこの時期の川合ルートは面白くないだろうし!
「違う山へ行こうかな?」
持参した地図は大峰・台高・金剛。
それでも車は勝手に309号を天川方面へ走っていた。

天川到着。空にはまだ星が輝いている。
時間はあるし309号をトンネル西口方面へ走らせて道路の様子を確認することにした。
川迫ダムを超えたところのトイレ前で通行止め閉鎖です。
「う〜〜んどうしようかな?」

そうそうあの時も道が崩壊していて、この先から歩いて八経ヶ岳へ登った。
そして富士山を見た。

「よし二匹目のドジョウを狙おう」
6:50 これで決まった。

西口まではかなりの距離がある。
布引谷が分岐した聖宝谷のカーブへ差し掛かる.
此処まで歩いて丁度1時間掛かっていた。

西口までは、まだ40分は掛かるかもしれない。
7:50 「そうだ、ここから登ろう」

ガレ場ののぼり

奥駈道へ出た
聖宝谷を登りだすが、ガレ場の様子は夏から秋にかけての幾度となくやってきた台風の影響か?
随分変化しているようにも感じる。
途中まで登るとガレ沢の分岐がある。今回は一番左の谷から登ってみよう!

かなりの傾斜があり、四つんばいで登るのが正解だろう。
この夏に行った鋸岳へ登っているような雰囲気になる。ガレ場の最後は岩登りとなる。
岩登りが終わると残りは100m、その先に明るい稜線が待っていた。

奥駈道の看板あり、どういう訳か奥駈道・・・・その名前だけで安心感を覚える。

単独者と出会う。

5分で理源太子像の前に到着、小休止。

弥山小屋の様子
弥山への途中でも単独者と出遭う。
新しい木の階段が付けられている。
世界遺産登録による整備なのだろうか。
そういえば途中で新しい道標も見たぞ!

10:30 弥山小屋の周りには誰もいなかった。この時期は人も少ない、夏の最盛期とは全く違い静寂そのものだった。
小屋の水タンク棟の下で早い目の昼食とした。

八経ヶ岳へ向かう。

鹿のフェンスの領域は鞍部の方まで広がっていた。新しいフェンスは積雪時期を睨んでか、外して下に置いてあった。

八経ヶ岳より弥山と大普賢岳
山頂は快晴だった、しかし大普賢岳の横に富士の姿は見えず。
やはり二匹目のドジョウは簡単には出てこなかった。

5人のパーティが食事の準備をしていた。挨拶を交わし話をした。
ここでも世界遺産登録の為か?
奥駈の取材だとか云っている新聞記者と同行の地元洞川の方たちだった。
どうみてもこのおっちゃんが記者には見えなかったが、何でも世界遺産のことについて定期で特集を出しているそうだ。
「12月28日の日刊スポーツを見てください」と云っていた。

倒木帯を修覆山へ
「さて下りは何処からにしようかな?」
トンネル西口周りでは林道歩きが長くて嫌だし、熊渡へ降りると車まで引き返しの時間が掛かる。

「そうだ、ちょっと下りに使うには嫌だけど」
鉄山ルートで大川口へ下ると車までは一番近い事になる。でも決断に少々時間が掛かった。
余りにも急斜面の下りは膝に負担が掛かりすぎるからだった。
弥山から修覆山へ。
特に判りにくいルートに躊躇もあったが、踏み跡に横倒しになった多くの倒木は歩きやすいように切ってあった。
切り口も新鮮だったのでツイ最近の事だと思えた。

修覆山を下る
油断大敵。二度、三度とルートを見失い、尾根を間違い、大きく修正した。
鉄山への分岐も心配だったが、尾根を下ってゆく途中で右手の足元に古いワイヤーが見えた。
そのワイヤーに小さい古い赤テープ発見。

鉄山パラダイスからの眺望

此処が鉄山パラダイス

鉄山より川迫ダムを見下ろせた
これで上手くいった。

鉄山を見下ろしながら行者還岳と大普賢岳が重なる姿が美しい。
ここが笹の広がる台地、鉄山パラダイスだった(私がそう云っているだけ)
丁度、修覆山と鉄山の中間地点にある。
一昨年せきやんと大雪の時に撮った写真とは比較にならないほど穏やかだった。

二つ三つピークを超えて鉄山へ。


鉄山より東を望む
この山頂から東の展望が良い。
ここも木が切られて展望が悪かった東側が見渡せる。
あれ北側も!
見下ろす下には川迫川とダムがよく見えた。
暫く展望を楽しみ下山にかかる。

朝登ってきた一番太いガレ沢が見えた
嫌と言うほど色取り取りのテープが付けられていて、以前と違いルートを外すことは先ずないだろう。
でも斜面は急だ! 迷岳にも引けをとらないくらいだろう。

膝がビリッっとした。
急に古傷の痛みが出たようだ。
時間はたっぷりと有ったのでゆっくり下る。

大川口下山 15:00

この辺で雨がパラついてきた。

車の駐車場所 15:30
(参考タイム)
川迫ダム脇6:50〜大川口〜聖宝谷7:50〜理源太子像9:30-9:35〜弥山10:30-10:40〜八経ヶ岳11:00-11:20
〜弥山11:40〜修覆山12:30〜鉄山13:25-13:35〜大川口15:00〜川迫ダム脇15:30