2005年6月25日  日帰り
 メ ン バ ー  単独 
行    程  摺古木山登山口〜摺古木山〜安平路小屋〜安平路山 ピストン
山    名  摺古木山(2168m)、白ビソ山(2265m)、安平路山(2363m)
天    候  晴れ
入梅しても雨は降らず、好天の週末との予報に乗せられて、近場の中央アルプスへ出かけることにした。

約3時間で飯田市へ着き、コンビニで食料を調達して大平方面への路を探してみる。
時刻は深夜の12時半ごろなので車は少ないけれど、どこが何処だか判り難い町である。もう一度違うコンビニへ入り大平高原への道を聞いた。

随分山奥までアスファルトの走りやすい道が続いていた。分岐に摺古木山方面への標識があり、ココから入ってゆくのは直ぐに判ったのであるが、進むに連れて道は荒れてくる。「一般車通行禁止」の看板を過ぎると更に道はガタガタしてきた。いつ止まるかとの思いも有ったけれど、随分長かった林道の向こうに2台の車が見えて、直ぐその向こうには小屋が現れた。深夜2時、車の中で即就寝。


4時半起床し、いなり寿司とおにぎりを朝食にして、5時出発。
いきなり山の中腹まで登ると、こんどは山腹を巻くように歩く。
ダケカンバの多い歩きやすい登山道だ。








左に谷を隔てて向こうにはアザミ岳が朝日を受けて美しい。
この山にも登ってみたい思いもするが、登山道は無く、強烈な笹ヤブコギがあるらしい。
幾つかの沢を横切り道標のある分岐へ着く。摺古木山山頂は二つ有るようで、遠いほうから登ると両方の山頂を踏めるのでそちらを選んだ




この辺りからはイワカガミが多く見られる。石楠花も多くなってきたが、背丈が低く、人の腰くらいの高さの物ばかりだった。



展望の良いところへ出た、これが一峰なのだろう。摺古木山本峰はもう少し向こうだったがその手前にも絶好の展望台があり、南西に恵那山、北西には雪を頂いた御嶽山を望む。

恵那山遠望

翌日登る御嶽山遠望
摺古木山からは笹とシラビソの森が続く。
針葉樹独特の匂いを一杯に吸いながら歩く。

白ビソ山:どこが山頂なのか山名板がなければ、気が付かないほど曖昧なピークだった。
緩やかに下り、正面に目指す安平路山が見えてくると、赤色の屋根が下に現れてきた。
中央アルプスの中部から北部まで見渡せる絶好の場所に佇む良い雰囲気の小屋だ。(安平路小屋)
右の写真は越百山から南駒ケ岳

左奥には宝剣岳や木曽駒が岳、三の沢岳も見えていた。

小屋を10分も過ぎると直ぐ脇に沢があり絶好の水場がある。笹を掻き分けて登りきると安平路山と書かれた山頂だった。何の変哲も無い山頂に少々拍子抜けする。展望も無いので直ぐに下山。安平路小屋まで戻って小屋の中の雰囲気を味わい昼食とした。ここで3組の登山者と出合った。
摺古木山へ戻ると山頂では大勢のパーティが賑やかにしていた。ここからはシャクナゲが沢山咲いているショートカットの道を下る。
途中に大岩があり、登って見ると結構な展望で正面のアザミ岳が更に引き立って見えた。
山頂自体には大した印象のない山だったが、安平路山までの登山道はシラビソを中心にした針葉樹林独特の香りと静かな森が実に素晴らしかった。

確か南アルプス方面を見たときに双耳峰が気になったが、
あれは多分、笊ヶ岳だったのだろう。
(参考タイム)
摺古木山登山口(5:15)−摺古木山(6:35−6:45)−白ビソ山(7:25)−安平路小屋ー安平路山頂(8:30)
ー安平路小屋(9:00−9:45)−摺古木山(11:00-11:10)−摺古木山登山口(12:05)