R41号を北へ・・・・、確かに前回の折立にはここから入ったはずだった。その時は神岡町から山越えをして有峰ダムをぐるっと周り、折立に着けた。
だが、今回の道は荒れている。何とか峠までの地道をガタガタと走り続けたが、その先の大荒れの道に危険を感じた。
時刻は予定を過ぎていたが、引き返して富山へ廻る。ここへ廻るなら北陸道ですんなり来たほうがマシだったかもしれない。
有峰林道の入口は閉まっていた。暗い周りを見回すと横に駐車場があり、数台の車が駐車していた。車で寝てゲートが開く朝を待っている模様だ。時刻は4時を廻っている。6時の開門まで少しでもと睡眠をとる事にした。
目が覚める。
まだ一時間しか寝ていなかったが、3時間は寝たような感じだ。結構すっきりとした気分だ。
周りの車はザワザワしている。朝食を済ませて、6時、開いたゲートをくぐり、時間に合わせて集まってきた多くの車と数珠繋ぎで折立へ。
折立の広い駐車場には僅か10台くらいあっただけだが、駐車場は次第に埋まってゆく。
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1日目
自分ではトップを切って登山口を通過したと思っていたが、途中で3組を追い抜いた。
特に早足で歩いた訳ではなかったが、いきなりの急登からあまり休まず歩いていた。
三角点まで約一時間。そこからもう少し登るとトーテンポールのような塔が建っている。
この辺りは広い草原で一面にニッコウキスゲが咲き乱れていた。この後も太郎平までニッコウキスゲの群落は多く見られた。
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太郎平から薬師沢へ下りかける
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草原を一旦下り鞍部から上り返す頃、小雨が降り出し、雨具を着けることになる。
以前歩いた時の面影はあったが随分と道が整備されている。石を組んだ幅広の道。
太郎平が近づくと木道も新しく付け替えられた事が伺えた。
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正面に雲の平がガスに煙っている
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太郎平の小屋まで2時間半で来れた。この先は薬師沢へ下り大東新道を通って高天ヶ原まで行き、露天風呂に浸かる算段である。
太郎平小屋では少しの休憩で急いで薬師沢へ下ってゆく。第1渡渉点辺りから花が多くなる。
写真をとる時間も増えたが、相変わらず天気は行ったり来たりで、晴れ間あり、小雨あり、時々周囲の山も見えたりする。 |

明るくなった時の薬師沢への木道
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水際に群生があった |
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薬師沢小屋では工事をしていた。
前日の大雨で小屋の直ぐ下まで水が上がってきたそうだ。朝のうちは誰も橋を渡れる状態ではなかった。昼が近付き、水量は減っているものの水に浸かりながら渡れる状態まで回復していた。
沢を渡り岩の上で昼食。
沢沿いに大東新道を下って行く。
A沢を過ぎヤバそうな地点へ差し掛かる。岩棚が濡れていて滑りやすい。途中までは何とか進めたが岩棚の下降地点で断念。戻るにもビビリが入る。ロープを一本外して確保しながら兎に角A沢まで戻れた。13時 |

大東新道を下る |
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薬師沢小屋へ戻り(14:00)泊まることにした。
本来ならば高天ヶ原の露天風呂で汗を流すはずだったが小雨も降っていたし仕方無いだろう。
またもや持ち越しとなるのか?
翌日の天気予報も芳しくなかったので、雲の平も取りやめてノンビリすることに覚悟を決める。
小屋は運良く定員内でゆったりと布団は確保できて、隣り合わせの方たちとの会話が弾み、楽しいひと時を過ごす。
そのあと、小屋の無線には遭難騒ぎのやり取りが続く。夜8時になっても到着しない2名を探していた。雨の中、衰弱しきってビバークしていた2人は、深夜3時ごろ小屋に確保されたことを朝聞いた。 |
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太郎山から北の俣岳 |
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2日目
昨日あのまま無理をして突っ走っていたら・・・・、と自分を見つめたとき少々恐怖を感じた。
浅くなった沢を渡ってゆく、昨夜話し込んだ関西生まれのの若夫婦を見送り、太郎山へ登り返す。
ノンビリしたひと時を、太郎山の三角点でひと眠りする。
目が覚めるとあっという間にガスが立ち込めている。
太郎平小屋から薬師岳山荘を目指す。
恐怖を |

薬師平から薬師東南尾根 |
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太郎山からの太郎平小屋方面 |

薬師岳山荘 |
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まだ時刻は10時半だったが小屋の宿泊手続きをしてぶらぶらする。
小屋の主人は陽気だった。ここへ来る前は山岳救助隊で活躍されたそうだ。プロジェクトXにも出たという有名人。いまは奥さんとここで小屋の主人として暮らしている。
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小屋の主人と |
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そして私は朝から二本目のビールを飲んで昼寝タイムに入った。
目が覚めて外を眺めると青い空が出てきたので山頂へ向かう |
展望良し |
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3日目
満天の星で、ご来光が仰げるかもしれない
朝食までに再度山頂へ登ることにした。
寒いし風が強い。気温は7.8度、日の出には少々早いので避難所の石の中で15分ばかり時間調整をする。
周りは晴れ渡っている。北の白馬、剣。南は槍穂高と乗鞍まで見えている。朝日の明かりは蓮華岳の左手に見えてきた。
太陽が出るか出ないか、という時に裏手の谷から薄いベールのような雲が空を覆ってくる。
かつて見たことの無い光景が、幻想的な世界が。目の前に繰り広げられた。登頂者全員から感嘆のどよめき。 |
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小屋に戻り朝食を済ませて、とっとと折立へ下山し、梅雨明けの大坂へ戻った。 |
(参考タイム)
7/16 6:50折立出発 太郎平9:20-9:40 薬師沢小屋11:20 (沢で昼食)11:30−12:00〜大東新道の沢沿いに下るも13:00撤退決定。
薬師沢小屋14:00帰着泊まる。
7/17 薬師沢小屋5:50-太郎山8:00 昼寝30分 薬師岳山荘10:30 昼寝2時間 薬師岳山頂13:45 薬師岳山荘でブラブラして泊る。
7/18 再び山頂ご来光4:48-4:55 薬師岳山荘で朝食後下山5:35 太郎平6:30 折立8:30
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