1284コルの手前のピーク、西に突き出した岩の上から
西に流れる尾根を持ち、東に切れ落ちた大所山を撮る
 2005年10月9日  日帰り
 メ ン バ ー  5名 
行    程  五番関トンネル登山口〜五番関〜なべかつぎ〜大所山分岐〜P1401〜大所山 ピストン
山    名  大所山(1345m)
天    候  曇り時々晴れ

せっかくの三連休なのに初日から雨模様。アルプス行きを中止して連休2日目の好天を利用することにした。
こんな時のために残しておいた奥駈道から行く大所山。

連休の山行き変更を余儀なくした者が5名集まり、五番関トンネルから出発する。
五番関といえば最近ではこの冬、大雪の時期に登っているが、随分久しぶりのような気がした。
女人結界門をくぐると旧道と新道があるが、楽に歩ける新道を行くことで決まる。
帰路で気づいたことだが、真新しい石の道標が設置されていたその案内には、新道と旧道がアベコベに書かれていた。

”なべかつぎ”を過ぎると大所山への分岐は直ぐである。
大きな看板が立て掛けてあったので間違うことは無い。
一年前に通ったときには確か無かった筈だ。

100メートル位は下ってゆく。左手に横たわる大天井ヶ岳は吉野の町から眺めるのとは大違い。スマートさは無くドテっとした山容には少々ガッカリ。

踏み跡もありテープが有るのでこの辺りは間違うことも無い。
休憩では、何時ものようにNさんのザックは玉手箱そのもの。
甘い葡萄が喉を潤す。
P1401あたりでルートは少し怪しくなってきたが、赤テープを見逃さずに歩けばルートは外さない。

次のピークからの下りはザレたトラバースで慎重になった。

帰路、1284から岩場を通過後、ヤブこぎでピークへ
先へ行けば行くほどヤバそうな感じになってきた。
1284のコルへの下りは分かりにくかった。Eさん達は右手の滝の音の方向へ下りかけるが、行く手が怪しくなったと引き返す。私は正面を下りかけたが、普通に下れそうも無い。
岩場ではあるが忠実に尾根に沿って下るほうが良さそうだ。
あったあった、少し下り右手の岩棚をトラバースして更に右手の濡れた岩場を下れそうだが・・・・・・・
Nさんが先に行き、柔軟な身体を実に上手く使ってオーバーハングの岩をすり抜けて下った。さて次は自分の番だ。
硬い身体を捻じ曲げてすり抜けるには万が一の危険を感じ、後続の3人の為にも短いザイルを木に掛けて安全確保をし、全員通過した。
この後は静かなブナの森を歩き、緩やかに登りきると大所山。

山頂はビックリするほどの人だらけ。
町の行事での登山のようだった。

こんなマイナーな山、とても特徴が有るとは云い難い山なので意外だった。
楽勝と思っていたこのルート。
その尾根には岩場あり、ヤブコギあり、ブナの森あり。
結構楽しませてくれた。
色づいた木もあり、そこまで来ている秋を味わえた。

単独ならばスリルも加わり、一味違う雰囲気になるかも!

天候次第では危険なルートに一変するルートでもある。
 (参考タイム)五番関登山口9:10〜大所山への分岐9:50〜P1401m10:50〜
 〜12:35大所山13:00〜大所山への分岐15:15〜16:00五番関登山口