40分くらい経った頃、先行のパーティーに追いつく。
このパーティーはワカンを付けていなかったので随分スローペースである。
すぐさま追い抜き先行することになる。
東屋で一本取り、急坂に差し掛かるが、雪も深くなりラッセルが厳しい。新雪なのでワカンも沈む。
少し青空も見えるようになり展望の期待が膨らむ。 |
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展望台の手前の急斜面はことのほか深くなり、次の一歩がまともには進めない。
新雪ラッセルの厳しいところだ、ズリズリと沈んでゆく。
あと少しだ、70〜80mで展望台。
その間15分も掛かってしまう。
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厳しかったが、真っ白の雪原に自分だけの足跡が刻まれてゆくのも良い気分だ。
周りの冷え固まった樹氷もキーンとして見事だ。
ところが青空があまり見えないではないか。
稲村もバリゴヤも山頂にガスが掛かって姿が見えない。
写真に収める瞬間が欲しかったので暫く様子を見る。
後続の6人パーティも雪と格闘しながらやってきた。
自分の足跡は既に道になっている。
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結局、稲村もバリゴヤも山頂の姿を現さず残念だったが、下山は楽勝、カメラを構えながらゆっくりと樹氷を楽しめた。
観音峰でこれだけの大雪は初めて経験した一日となる。 |
(参考タイム)
虻トンネル登山口8:30〜観音平東屋9:20-9:35〜観音峰展望台10:15-10:55〜虻トンネル登山口12:00 |
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