2005年12月23日  日帰り
 メ ン バ ー  単独
行    程  虻トンネル駐車場〜観音峰展望台 ピストン
山    名  観音峰展望台
天    候  晴れ時々曇り
前日は日本列島を覆う大寒波、どこもかしこも大雪の情報が走った。
現地の情報では、大峰も大雪の様子だった。
午前中の好天を期待して稲村ヶ岳へ登る事を考えていたが、雪の深さを思うと往復は無理だろうと軟弱にも観音峰へ変更。
吉野へ入り、下市橋は雪で凍っている。下市の町並みを越えると道は真っ白だ。
黒滝村から奥へ、天川へは雪深く車の通行も一段と減った。
虻トンネルの観音峰登山口の駐車場には一台だけ車が止まっていて、6名のパーティーが登る準備を整え登っていった。
私も深く積もった雪の駐車場に停めて身支度をする。
吊橋の上にも40cm位の雪が積もっていた。
40分くらい経った頃、先行のパーティーに追いつく。
このパーティーはワカンを付けていなかったので随分スローペースである。
すぐさま追い抜き先行することになる。
東屋で一本取り、急坂に差し掛かるが、雪も深くなりラッセルが厳しい。新雪なのでワカンも沈む。

少し青空も見えるようになり展望の期待が膨らむ。

展望台の手前の急斜面はことのほか深くなり、次の一歩がまともには進めない。
新雪ラッセルの厳しいところだ、ズリズリと沈んでゆく。

あと少しだ、70〜80mで展望台。
その間15分も掛かってしまう。


厳しかったが、真っ白の雪原に自分だけの足跡が刻まれてゆくのも良い気分だ。

周りの冷え固まった樹氷もキーンとして見事だ。
ところが青空があまり見えないではないか。
稲村もバリゴヤも山頂にガスが掛かって姿が見えない。
写真に収める瞬間が欲しかったので暫く様子を見る。

後続の6人パーティも雪と格闘しながらやってきた。
自分の足跡は既に道になっている。
結局、稲村もバリゴヤも山頂の姿を現さず残念だったが、下山は楽勝、カメラを構えながらゆっくりと樹氷を楽しめた。

観音峰でこれだけの大雪は初めて経験した一日となる。
(参考タイム)
 虻トンネル登山口8:30〜観音平東屋9:20-9:35〜観音峰展望台10:15-10:55〜虻トンネル登山口12:00