奥駈稜線をスッポリ覆った朝の雲
 2006年2月25日  日帰り
 メ ン バ ー  単独 
行    程  奈良大塔村高野辻〜白六山〜P1135〜高野辻〜滝山〜高野辻 
山    名  白六山(1189m)、滝山(1140m)
天    候  晴れ

朝から晴れ渡った空だった。
168号天辻峠を越え、大塔村へ入ると山はガスに包まれていた。


村役場辺りまで行くと次第にガス切れ、深い谷を挟んだ左右の山が姿を現す。



高野辻のヘリポート横に駐車。
大峰の主峰が肩を並べて見える展望台であるが、明星ヶ岳から南側には稜線にガスが覆いかぶさり、朝の光と雲が競演する幻想的な光景が目に飛び込んできた。
実はこの場所に来ることを決めたのは前夜。
布団に入り地図を眺めて決めたのだ。

大正解、大当たりである。

展望は大当たりだったが、充電していなかったデジカメの電池切れ。
折角の絶景も、この後の写真なし。

8:30
道路から西へ鉄の階段を15段ばかり登ると植林の中を登る。
枝打ちした後なのか所々踏み跡を遮断していた。

直ぐに一つ目のピークに辿りつく。
なになに〜そこには林道が行く手に繋がっていたのである。
しかも通るつもりの稜線にである。
仕方なく林道を歩き行くと、白六山が正面に姿を現す。

防災無線の、或いは電波塔なのかは判らないが山の際に建っているのが見える。
林道はブナとミズナラ、クヌギの森を縦断するように白六山の直ぐ下を通過しもっと先まで続いているようだった。
マイナーな山と思っていたが随分俗化された山で拍子抜け。

山頂には山名板があり、南に展望出来たが今ひとつというところだろうか。
戻る林道からは少しづつガスが切れ、大峰の展望が開けてきた。

ついでに途中から南に延びる尾根を伝い、1135ピークを目指す。
ここの尾根には最近めっきり減った松林が見られた。
ここの山頂からの展望もイマイチ。

高野辻へ戻り、青空が広がり、姿を現した大峰の全景を眺めながら一本入れた。

林道は東にも延びている。ほぼ滝山のすぐ下まで出来ているようにも見える。

林道は尾根の登山道を2度ほど跨いでいる。折角の山歩きも興ざめだ。

滝山が正面に見える小高いピークを越え、上りに差し掛かる。
随分急坂である。
手の平を十字にしておおよその角度をみると、45度もありそうだった。
お助けのトラロープを頼りにゆっくり登った。

12時滝山山頂着〜12時30分
西の斜面が伐採されて展望良好。東の展望もよく、大峰の全景が手に取るように広がっていた。
昨年と違い、大峰主峰の雪融けも今年は早そうに見えた。

春の陽気の中で助六寿司をパクツク。

13時30分 高野辻へ戻る。

14時15分〜15時 夢の湯へ
広い温泉もガラガラで貸切状態、とてもいい湯だった。