西ノ峰への稜線からみた雨谷山(右手)
 2006年3月11日  日帰り
 メ ン バ ー  タンタンさん、DOPPO 
行    程  北山村・小瀬〜P302〜雨谷山〜茶臼山〜西ノ峰〜ジゴ坂峠〜小森トンネル南口
山    名  雨谷山(840.3m)、茶臼山(1160.7m)西ノ峰(1123.1m)
天    候  晴れ


大峰南部にも興味をそそる山がたくさんある。
地形図を見るかぎり、この山は相当な難関ルートとしてインプットしていた。
準備万端、ザイルも持参。
失敗は登山口到着時刻が多少遅れたことが後々大きく影響した。

R169を下り奥瀞道の駅を過ぎると小瀬と言う集落の看板が見えた。
ここかな?
〜100mほど過ぎたところに山道を確認。
エアリアの地図にある登山口の場所とは少しずれていた。

8時40分スタート
杣道だったのかもしれないが登ってゆく。
枝打ちの為に付けられた道とも思えた。
稜線近くで道はなくなり藪漕ぎでP302へ辿りつく。

ここからはよく踏まれた道が繋がっていた。

100mほどダラダラと登ると愈々道は無くなり、等高線がギュウギュウに詰まった登りとなった。
9時45分

足場が悪い。

右手の斜面では落石の音が聞こえてくる。
自然の落石は気色悪かった。

Tさんは足場を探しながら右手の方へよれてゆく。
「危ないからもどれ〜」と声を掛けた。
戻るにも一苦労した様だった。

急登の始まり

拡大OK
モロイ岩は信用できなかった。そして木の根っこを頼りに登っていった。
下を覗くと恐怖心を抱く。
100mは登ったかな?
まだまだ上までは長そうだった。

←比較的足場の確保できるところで暫しの休息。

兎に角足場が悪い、岩がもろい。
急登は続いた。


標高600m手前、先を行くTさんはルートファインディングに随分時間を掛けていた。落石を避けるためにTさんの動きが止まるまで、声が掛かるまで待っていた自分も、左右のルートファインディング。

いづれも足場が悪すぎる。

Tさんは安全なところへたどり着いたようだ。
無理はすまい、ロープを要求しようと思ったとき、Tさんが既にロープを準備していた様だった。

上りきったとは云え、まだ山頂までは200mは残っていた。
難関は何とか通過できたのか?
まだまだ続くのか?

この先は通常ならばかなりの急登だったが、ここまでのことを考えると、安堵心さえ抱いた。
その後、約1時間で雨谷山到着。

11時55分〜12時20分
何の変哲も無い、展望も無い山頂で昼食を摂る。




ここからはテープが付いていた。
40分ほど歩くと右手に絶壁が現れ、それは地図にある天狗クラか?
13時00分

道はクラの裏側をトラバースし、クラを越えた鞍部に繋がっていた。

クラの上まで足を伸ばしてみたが、下を覗ける場所は見当たらなかった。


暫くの笹ヤブ漕ぎ。


P1078への登りで短い岩場あり。

14時30分
西ノ峰への分岐を確認できずに茶臼山山頂へ。

随分時間を費やしてしまった。下山時刻が頭をよぎる。

何の標識もテープもない西ノ峰への分岐は判りづらかったがP1078への上り返しの途中で高度計はそれを示していた。

尾根の下りでは何度も小さい赤ペンキを確認できた。


16時45分〜17時
西ノ峰では2人ともへばりかていた。
ザックからヘッデンを準備し下る。

標高差1000弱あったがピンクのリボンが判り易かったので急いで下った。

足元が見える間に出来るだけ稼ぎたかった。
出発時刻が1時間早かったならばゆっくり下山できたかもしれない。何度の登山も反省ばかりである。

暗闇になる寸前、ヘッデン使用せず登山口着。
18時20分。

久々の超厳しい行程ゆえ、駐車場所までの国道には、2つのヘッデンが満足げに光っていたのを今思い起こす。

温泉(おくとろ温泉)のある道の駅までは目と鼻の先。

ゆっくり汗を流して気持ちよくテントに戻った。
翌朝テントを雨が叩いていた。
次の山を断念し10時前に帰阪。



(参考タイム)
 
北山村・小瀬8:40〜標高400m9:45〜急登の連続10:50〜11:55雨谷山12;20〜天狗クラ手前の鞍部13:00
  〜14:30茶臼山頂14:45〜西ノ峰17:00〜小森トンネル南口下山18:20

 同行のタンタンさんのページ