2006年03月26日  日帰り
 メ ン バ ー  郭公さん、タンタンさん、DOPPO 
行    程  花瀬〜ルート違いを行く〜撤退 笹の滝探勝  奥里〜P680〜天竺山〜P680の巻き道〜奥里
山    名  天竺山(1024.3m)
天    候  うす曇



何れ歩こうと思っていた旧花瀬道。楽勝コースだろうと気楽に考えて十津川風屋を滝川沿いに東へ向かう。
予定では奥里から登り天竺山経由で花瀬へ下る。
その為、車一台を花瀬へ置きに向かった。
花瀬に近付くと山の岩肌が目に入る。

下ろうとするルートが怪しく急降下している。

『あれを下るのはちょっと嫌な感じですね〜、登りに使いましょうか?』とTさん。

確かにハイキング程度の装備で、あれを下るには不十分かも知れない。

『そうするか、よしここから登ろう』。

ということは車の移動だ。
一台を下山予定に変更した奥里へデポし、再び花瀬へ戻って再出発した。







河原へ階段を下ると工事中の橋を渡り、丈夫そうな鉄の階段は崖に沿って付けられていた。
階段が終わると平坦で立派な道にぶつかった。



右へ行けば釈迦ヶ岳か、ならば左かな?
ええ道やな〜
安易にも左を選んでしまい、暫く経ってから地図を確認した。
『あれ〜ちょっと違うわ』

『しゃ〜ないな〜、ここから登るか』
『どうせ尾根の道に合流することだしな』
標高は570mだった。

軽いヤブこぎで高度を稼ぐ。
少しづつ険しくなってきた。
一つ目のクラは真ん中に登れるスペースあり。
引き続き怪しい斜面が続いていた。
二つ目のクラは右手からトラバースしてすり抜けるか・・・・
う〜んこれはちょっと厳しいかな。

結局先を行っていたTさんの云うとおり左を巻いて上に揚がった。

またか?
標高880mだった。
ドンドン壁は大きくなり左右の余裕が無くなってきた。
ルートファインディングをしていたTさんは
『もう無理です』ときっぱりと云った。


安全を担保出来る装備を持ち合わせていなかったことで、すんなりと撤退を決めた。

横に現れてきた落石の多いガレ沢を慎重に下る。
まっすぐなので時間短縮には丁度良かった。

最後は崖になっているようだ。
横のヤブへ逃げて、沢沿いの道に出た。

暫く下って”笹の滝”が合流する近くの沢を渡って林道に戻る。


車に戻り、兎に角気分転換。

やはりこの滝の姿はを圧巻。

深いグリーン色の滝壺の向こうには、濡れた岩が金色に、怪しげに光っていた。


滑らかな流れも実に美しい





さて気を取り直して、兎に角、天竺山へ登ろう!

結構急な登山道を1時間40分で山頂だった。

途中、木の間から三角錐の山頂が見えてはいたが、山の姿をハッキリ撮れる場所が無かったこと。
TOPの写真はカシミールにて代用する。

午前と午後の2部構成となった変な山歩きの1日。
意外にも充実した1日だった。




同行したタンタンさんの報告へ 
同じく郭公さん