2006年04月9日  日帰り
 メ ン バ ー  単独 
行    程  風屋ダム=高津集落〜烏峠(高津峠)〜分岐〜ブナ山〜高時山〜ブナ山〜分岐〜P672〜分岐〜高津集落
山    名  ブナ山(1119.2m)、高時山(1055m)
天    候  うす曇



このところ大峰とはいえ、十津川方面の支稜ばかり歩いている。
釈迦ヶ岳から南へ伸びる尾根は前回行った天竺山へ繋がる。
旭、峠の登山口からそのまま西へ伸びた尾根は、その端が十津川にぶつかる。
そのぶつかったところのピークがブナ山と高時山である。
普段聞きなれない山なのでまともな登山道があるのか無いのか、多少不安もあるものの、地図には破線ルートとして載っている。
そのルートは高津(たこうつ)集落の東の尾根であるが、判りづらそうだったので舗装の途切れる集落の奥まで車で入り、邪魔にならない空き地へ駐車させてもらった。

因みにこの辺の地名では”高”を”たか”とは読まず、”たこ”と読むことが多い。
風屋大橋のある高原も”たこはら”と読むようである。
とにかく、この辺から歩き始めるか?
予定とは違うところから登ることになった。


すこし歩いたところに都合よく道標あり。
この道標の支柱に「ブナ山・高時山→」と小さく書かれていた。
『よし、これで間違いないようだな』
安心できた。



長閑な集落を見下ろす。桃や桜の花が満開だった。

植林帯に入り小さい滝のある沢を渡った。

もう一つ沢を渡り、九十九折れの急登を過ぎると明るい峠に出た。



この峠が烏峠、高津峠とも呼ぶらしい。
道標に記されていた、

ここからは風屋へ向かわず尾根に沿って左に曲がる。

尾根の踏み跡は広い、そして落ち葉のクッション。
膝に優しいがよく滑る。
反射板が現れた。
ここはフェンス沿いに辿る。

反射板を後にその先には、登ってくる予定にしていた左から交わる尾根との分岐。

ダラッ〜とした尾根はガスが掛かれば迷いやすいかもしれない。

分岐のテープを見届けて、松や桧、クヌギ、樅ノ木が混在する尾根を登ると広いめブナ山山頂だった。

山頂への途中、一段と大きな松を発見した。
ブナ山とは名ばかり、若いブナの木を探すのが精一杯。
リョウブに囲まれた山だった。
東側の展望あり。

ブナ山から高時山へは一旦鞍部へ下る。
下りかけに一本の大きなブナを発見。
なるほど〜、この一本が山名の由来かも知れないと・・・

30分ほど歩いて高時山。

全く展望なし。

結局ブナが一番多かったのは、ブナ山と高時山の鞍部。

登る予定だったルートを下山ルートにした。
途中急な下りもあったけれど比較的広い目の道にはテープあり。
標高650m付近で左へ下るルートがあり、簡単に食事を済ませて、これを下った。

民家の横を抜けると運良く、駐車場所にピッタシ到着した。



  
                                 松の大木                     大きなブナ

今年4度目の”夢の湯”に浸かり、穏やかな十津川の春を満喫して家路に着いた。

高津の里

穏やかな流れ 十津川にも春が

大塔村 夢の湯の桜
(参考タイム) 高津集落駐車地点6:40〜烏峠(高津峠)7:15〜反射板(8:03)〜分岐〜ブナ山8:20〜高時山8:54〜ブナ山9:24
         分岐9:35〜北西尾根650m地点の分岐(食事)10:00-10:10〜高津集落駐車地点10:30