大日岳からの釈迦ヶ岳
 2006年5月4日〜5日  テント1泊
 メ ン バ ー  ピッケルさん、DOPPO 
行    程  旭旧登山口〜不動小屋山〜古田の森〜千丈平ベーステント〜釈迦ヶ岳〜孔雀岳〜鳥の水〜千丈平ベーステント(泊)
 深仙の宿〜大日岳〜千丈平〜旭旧登山口
山    名  不動小屋山(1232.7m)、釈迦ヶ岳(1800m)
天    候  1日目=晴れ   2日目=快晴
ピッケルさんにとっては初めての釈迦ヶ岳。
私は不動小屋山頂を未だ踏んでいなかったという事もあり、同行することになった。
不動小屋の尾根は昨年雪の時期に歩いてはいたが、山頂を踏んでいない。
山頂は尾根を東へ少し下った所にあるピークだ。


地図へ (4万図)
旭の登山口に着いたのはまだ7時過ぎというのに車は8台ほど止まっていた。その後も峠の登山口へ数台の車が上って行った。

沢向こうの広場へ駐車。そこからそのまま奥へ歩く。
暫く歩くと足元に鹿の骨一式お揃いで残っていた。

そのまま進み谷を2〜3渡り、適当な涸れ沢で高度を稼いだ。
植林帯をトラバースぎみに登って尾根に出た。

踏み跡と小さいペンキマークあり。
ここへザックをデポした。
尾根を少し下り、僅かに登り返して不動小屋山頂だった。
折角なので、尾根の突端、P1215へも足を伸ばしてみる。
大きな栂やブナの木が多い広々したところ。

殆ど訪れる人も無いだろう。
僅かな静寂のひと時だ。
 
ザックを回収し緩やかな斜面の尾根を登る。
P1334の手前では笹のブッシュを避けて北側を巻くように登った。
一帯がヒメシャラの林を過ぎると、次のピークへはシャクナゲの大群。
笹の中に突入するように簡単にはゆかない。
ザックが引っ掛かり思うように歩けない。
身動き出来なくなることもある。

シャクナゲのブッシュから開放され、広々とした笹原に出る。

展望良し。

七面山からその奥に八経ヶ岳方面が一望。
←古田の森への笹の尾根と、左奥に釈迦ヶ岳の雄姿。

古田の森へ近づくと、登山道から登ってくる人たちの賑やかな声が聞こえる。

千丈平には2張りのテントあり、我々も2張り設営し昼食とした。
ピッケルさんの案で夕食用の、焼肉の食材を風通しの良い木陰に、雪渓にはビールを冷やした。

丁度、奥駈全縦走をやってるタンタンさんが目標どおりならば、2日目のテント場としてここを予定している。
差し出がましい事とは思っても見たが、元気を差し入れの積りだ。
釈迦ヶ岳山頂は大勢の登山客だった。初登頂のピッケルさんの記念撮影も容易ならぬ状況だった。
そうだ、孔雀まで足を伸ばし、大峰の核心部にピッケルさんを案内し、この事を知らぬタンタンさんを何処かで隠れて出迎えようと2人で企む。

とうとう鳥の水まで来てしまった。
縦走中の人は必ずここで水を補給する。
ここで隠れて待った。

『来た来た!』
『人違いやな〜』

『来た、来たぞ!』、   『やっぱり違うな〜』
『来たぞ、来た来た!』、『間違いないぞ、あの3本ラインのパンツ』
軽快な足取りでこちらにやってきた。

遭遇したタンタン氏はビックリしていた・・・・・・が仰天とはいかなかった。
内心、こういう事も想定内にあったということらしい。







素晴らしい景色を楽しみながら釈迦ヶ岳へ登り返す。

ガスが湧き出す孔雀岳
テント場は我々を含め全部で5張り。
これもGWが原因なのか、過去ここでのテントは1人の時が殆どだったのだが・・・・・


ビールと焼肉の夕食(約3時間)

19時就寝
4時起床

5時出発のタンタンさんと一緒に3人とも大日岳へ向かう。

←朝日と雲海(日の出15分後)=深仙の宿にて

↓ 大日岳を往復した後の雲海
←大日岳

千丈平へ戻り、あまりの好天と美味い空気だったので1時間ばかりテントで昼寝タイムを取る。

2度目の朝食のラーメンを食べて下山へ。
途中の探索も終えてルンルンのピッケルさん。
次回は愛犬と来る事を画策中とか・・・・・・

↑古田の森からの釈迦ヶ岳




旭林道から見える七面山の岩壁 →右上


旭林道から一箇所だけ釈迦ヶ岳が見えるところがある
中央左一番奥のトンガリ→

登山口付近はまでは山桜と新緑が眩しかった。
好天に恵まれて、のんびりした山歩きが満喫出来た。
(参考タイム)
 1日目=旭登山口7:24〜不動小屋山8:06〜先の1215ピーク〜古田の森直下10:05〜古田の森10:20〜10:45千丈平11:40
      釈迦ヶ岳11:55〜13:20鳥の水13:45〜15:00釈迦ヶ岳15:15〜千丈平15:30
 2日目=千丈平5:05〜深仙の宿5:25〜5:55大日岳6:05〜6:25深仙の宿6:35〜千丈平(昼寝と撤収)7:05〜9:50
      〜途中探索などで下山時刻不明 


同行ピッケル君の報告