林道の途中で通行止めの看板。
手前で駐車して歩き始める。
林道が土砂で流されているところが3箇所あったが、徒歩で通行するには特に問題はなかった。
林道終点まで約30分歩いた。
晴れる筈なのにドンヨリしている。稜線はガスに包まれて姿は見えない。
少々風も出てくる。
林道終点から涸れた沢を渡ると踏み跡があり、テープも見つかる。
踏み跡に沿って僅かに登ると、広い草原を横切り、急登が始まる。
尾根の端に登り着き一本入れる。
瘠せ尾根を過ぎると、広い尾根に変わり、木の幹も次第に大きなものに変わってきた。
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拡大OK |
喘ぎながら登リ切ったところは台高縦走路。
『←千石山、池木屋山→』の道標あり。
千石山側へ50mほど歩いたところで千里峰を確認した。
晴れ間は現れるどころか霧雨模様に変わる。
天気が大崩れしないことを願いながら池木屋方面へ歩く。
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終わりかけのシロヤシオがシットリしていて心和む。
奥の平峰、霧降山を越えると池木屋は近かった。
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霧煙る縦走路も結構いいもんだ。 |
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池の端にて |
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池木屋山山頂で人の声が聞こえる。
山頂は10人余りの若者達が賑やかだった。
色んな沢ルートで集まってくる仲間達を迎えて歓声をあげていた。
シャッターをお願いして記念の写真を済ませ、少し離れた静かなところで一本入れる。
霧雨から小雨に変わってきたようだ。
池木屋を後にし、縦走路を南西へ下り、ホウキガ峰を過ぎ、大黒尾根は小さなアップダウンが続く。
岩の多いピークを過ぎた頃から右に下れそうな尾根を探す。
ガスで視界悪く、何度も地図を確認。
『判りにくいね〜』
『取り敢えず昼飯にしようか』
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『戻りましょうよ』とTさん。
『まだまだ戻れる時間的な余裕はあるしな、この先もう少しさがしてみようよ』
『でも視界も悪いし』
Tさん、下調べをしていなかったらしく、弱気のようだった。
『絶対に下れるルートはある筈なんだよ、弥次平峰辺りまで探索しよう』
弥次平峰まで来てしまったが、それらしきルート見つからず。その二つ先のピークまで足を延ばしてみる。
『何処からでもいいから下るかな?』
地図を確認すると等高線は沢の辺りで詰まっていた。
『よし、戻りながらもう一度探そうか』
Tさんが小さい尾根を下りテープを発見。
暫く下ってみたが、踏み跡もテープも消えたようだ。
尾根に登り返す途中でガスが切れ、谷を隔てた向こうに長い尾根を見た。
『下れるとすればあれだな』
見えていた尾根に下れそうなルートあり、急な瘠せ尾根だったが目印のテープも途中で現れる。
『よっしゃ〜これで3時には林道に辿りつけそうやな(^^)』
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グングン下って沢に辿りつき、沢で汗を拭った。
『何とかうまく行ったな、これで安心や』
安心しきったのがそもそもの間違い。
下りでは地図も見ないであるいていた。
沢を渡り、上りきると林道だと勘違い。
150mの辛い急登で40分無駄にしてしまう。
沢をジャブジャブ二度渡り、沢道を下り、二股の沢を渡って林道へ上り返す。
気になっていた沢への降り口には3本線のテープあり。
『やっぱり此処が取り付きやったんやな』
気になっていたルートが確認できて、ドロドロになった靴もパンツも満足。
時間切れの”入の波温泉”も無理をお願いし、汗を流す事ができ、これも満足。
雨でジュクジュク、しかし気分はスッキリした1日だった。
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(参考タイム)
川上村・北股川林道7:25〜林道終点8:05-8:10〜千里峰9:15-9:30〜奥の平峰9:40〜池木屋山10:10〜10:20〜ホウキガ峰〜
昼食11:50-12:10〜弥次平峰〜うろうろ〜下山分岐へ戻る13:50〜沢へ14:45〜ルート間違い〜林道3:35〜駐車場所4:05
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