2006年7月9日  日帰り
 メ ン バ ー  郭公さん、タイシさん、DOPPO 
行    程  天川行者還トンネル西口〜沢道〜奥駈出合〜弥山〜八経ヶ岳〜明星尾根〜高崎横手〜ナベの耳〜熊渡林道
山    名  弥山(1895m)、八経ヶ岳(1915m)
天    候  曇りのち雨のち晴れ
鬱陶しい日が続いている。此の侭だと身体も鈍りそうだ。
最近妙に花の匂いに執着している郭公さんがオオヤマレンゲを観に行くと云うので同行することにした。
弥山は初めてというタイシさんとは初対面。
古代史好きの彼等は話が合うようだ。

振り返ると8年連続のレンゲ詣となった。
この花は咲き始めが一番。チョコレート色になると見るに耐えない。
誰かはスイカの匂いだと言ったが、白粉の匂いも混じっているように思う。

熊渡の林道奥に私の車をデポし、郭公さん達が来るまでに熊渡橋まで戻った。
遅れてきた郭公さんの車に乗り、久しぶりにトンネル西口へ向かう。



25000地図リンク
山の上の方はガスっている、風は無く蒸し暑い。レンゲ詣にはつきものの天気である。
沢道をゆっくりと登る。汗は容赦なく滴り落ち、喧しいセミの声で暑さは倍増だ。

タオルも重くなったところで奥駈出合。
ありがたいNちゃんの冷えた差し入れで喉を潤わせた。

此処からは楽々尾根道の筈が雨模様となる。そして一気に本降りになった。
聖宝の宿で一本いれて、裏手の古道から登る。
休みなしで弥山小屋までは結構疲れる。
雨があがって小屋の前のベンチで一本いれている間にタイシさんは奥宮へ行って帰ってきた。空は少しずつ明るくなった。

八経ヶ岳への鞍部へ。
雨の後の瑞々しい葉っぱの中に純白の花が見えてきた。

やっぱりスイカに白粉の匂いだった。例年この時期が盛りの筈なのだが、今年は蕾も多い。
この花を見るにはこれ位が丁度良い。色あせた無残な花びらは見るに忍びない。

そういえば鹿除けフェンスは新調されて背丈も高くなっていた。
なるほど、1月の雪の時期に見えていたフェンスのポールの先はこの形だったような気もする。雪で埋まってしまったオオヤマレンゲの上を歩いていたことになるのか・・・・・・・・

八経ヶ岳山頂の展望は少しづつ広がり、金剛、葛城方面が見えていた。東側は大普賢岳の姿は見えなかったが雲海がつくる眺めは見事だ。

溢れかえる登山者で埋まる山頂をあとに明星ヶ岳方面へ下る。

分岐を日裏山へ。
苔とシダで埋まるシラビソの森。臭いが実に良い。
鳥のさえずりがこだまする。
南アルプスの森林に似ている。

空はすっかり青色が多くなって頂仙岳のトンガリが見えるようになると鞍部は近い。

少し上り返したところの展望台で昼食にした。
頂仙岳を巻きナメリ坂の手前から熊渡へ下る。

天の川温泉の駐車場はゲートが付けられ、温泉利用者は一時間無料となっていた。
(参考タイム)
トンネル西口7:50〜10:20弥山小屋10:40〜八経ヶ岳11:15〜12:00日裏山尾根の展望台で昼食12:20〜熊渡14:20
同行の郭公さんの記録