2006年9月9日 　日帰り 　メ　ン　バ　ー 　単独　 行　　　　程 　川上村・三の公〜天狗�ｰ　ピストン 山　　　　名 　天狗�ｰ（1005ｍ） 天　　　　候 　晴れ時々小雨

三の公川の林道終点は、馬ノ鞍峰や山の神の頭への登山口。 反対側、つまり南側の山にも興味を持っていた。 直ぐ南には天狗�ｰ、もう少し南には屏風岳がある。屏風岳には台高主脈の振子辻から目と鼻の先。何れも台高縦走をしていると目に付く山だった。 上手くゆけば両方へ登れることも出来るかも・・・・・・

林道の分岐跡 三ノ公川の林道終点には2台の車が停まっていた。 Ｕターンしてトイレ手前の分岐を川へ下りて橋を渡る。 この先の古い林道は続いているが150ｍ先で崩壊が酷く工事中だった。 河原に駐車して歩くことにした。 古い林道をぐるっとＵターンして天狗�ｰから真北に伸びる尾根に沿って登る段取りである。 林道をドンドン進むと少し下り気味に河原に近づいてしまった。 Ｕターンする分岐は通り過ぎたようだ。 引き返しながら分岐を探す。 大きく崩れたところでそれらしき林道跡を確認した。 ザレ場を真っ直ぐに登り北に向いて伸びている上の林道跡に辿りつく。 何処まで行けるか歩いてみた。 大きな石ころや、ザレた林道跡は先で完全に崩壊して歩行も出来ない。 北に伸びる尾根にたどり着くのは無理だった。 そのまま引き返し慎重にザレ場を横断して古い林道のカーブまで戻ると尾根に上がるハシゴが見えた。 これで大丈夫か、よ〜し。 でも登山道ではないようだ、山仕事の道のようだった。 踏み跡は山腹を巻くように付いていたが次第に消えてしまう。 真っ直ぐに登ると�ｰに捕まるようである。 小さな谷を渡り、次の尾根を登れば比較的岩場は少なそうに思えた。 下りで迷わないようにと、持ってきた目印の青いリボンを巻きつけながらヤブ漕ぎが始まる。しかも、かなりの急登でもある。 両手両足をフルに使い高度は上がる。 小さい岩の上から真下に川が見える。 向こうにはカクシ平への登山口の階段もはっきりと見える。 後ろ側に馬ノ鞍峰がチラッと見えた 台高縦走路最深部、父ヶ谷の高方面 取り付きを探しているうち、ルートを考えているうちに随分時間が経ってしまったようだが、これも山を楽しむ一端でもあり、仕方あるまい。 北へ伸びる尾根に辿りつくまでに2時間半経過してしまった。 涼しい筈の山も、今日に限っては湿った生暖かい空気。 しかも殆どヤブ漕ぎ状態。 ここまで何度休憩しただろう。いつもより水分の補給も多い。 一旦ヤブ漕ぎから脱出し、北へ伸びる尾根には踏み跡あり。 ヤブ漕ぎから脱出し北へ伸びる尾根に出た。 下りのヤブ突入口に付けたリボン 踏み跡はあったがヤブに入るとどうしようもない。 古い赤テープが2,3本見つかったが、有ったというだけで踏み跡というには程遠い。 小雨も降ったり止んだりだ。 山頂下の100ｍは猛烈なブッシュ。 倒れこみながら、やっとの思いで辿りついた山頂は�ｰという名には程遠い。 樹木に囲まれた笹薮の中の直径2ｍほどの空間だけだった。 あまりの疲れに食事も喉を通りにくかった。 屏風岳までなんてとんでもない。 いずれ機会を見つけて台高縦走路から行ってみることにしよう。 下りは速い、青いリボンを確認しながら下るだけ。 回集する積りだったリボンは、誰かの為に残しておくことにし、分かりにくい所にはリボンを付け加えて下った。 次に登るときは2時間程度で登れる筈である。 当初考えていた北尾根を登ったとしても、標高800手前で大きな�ｰに捕まっていた可能性大である。 取り付きから直登の尾根にも�ｰが立ちはだかっていた。 帰路、飯高方面の山へ行っていたＥさんグループと連絡が取れ、大和上市でノンアルコールビールで乾杯して帰った。 山ノ神の頭への谷・ヒウラ谷から落ちる長〜い滝が見える （参考タイム） 河原の駐車場所9：55〜12：35北へ伸びる尾根〜13：20天狗�ｰ山頂13：50〜15：20河原の駐車場所