登山者や行楽客が入り混じる |
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樹海から外れて一休み |
登山口辺りには道が縦横に入り込んでいる。
キノコ狩を楽しむ客が多い。
樹林帯を抜け出ると富士の大きな裾野が目に飛び込む。
予定の7合目の小屋までは時間の余裕もたっぷりだった。
次第に雲海は足元に低くなって広がっている。
太陽も高いうちに小屋に到着した。
取りあえずビールで乾杯。2時間ばかり囲炉裏を囲み持ち寄った酒を交わす。
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富士の山小屋は8月で殆どが閉鎖される様だが、ここ7合目2920mにある大陽館だけは開けてくれている。
夕刻外に出る。
水平に広がった雲海には影富士の姿がクッキリと現れていた。
宿泊客は20名ほどなので余裕がある。
せきやんからの好情報通り、ご飯、トン汁お代り自由などなど。皆んな親切だ。
評判の小屋であることは間違いない。
私は満腹になると直ぐに寝てしまったようだ。 |
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影富士を背に |
【2日目】
2時半起床。
外には満天の星、風弱く、快晴だった。
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ご来光を |
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2:50出発。
残りの標高差は約800m、予定は3時間。
せきやんは5回目、タンタンさんは2回目だという。
Kくんは勿論、私も3200mを越えると未体験ゾーンに突入する。
登るに従って空気が薄くなる感じだ。深く息をしながら登る。多少苦しさも感じる頃、須走側山頂へ到着。
そのとき、ちょうど日の出の時刻だった。
お釜の向こうに最高点の剣が峰 |
富士山測候所前 剣が峰 |
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測候所の階段を上って西側を展望。駿河湾を一望し、朝日でクッキリとできた影富士を見下ろす。
他の山では味わえない高度感がある。広さがある、よく見える。
これ以上遠くまで見えるところは日本全国、他には無いのだから。
晴れてよかった。この山に限っては、晴れていなければ何も無いだろう。
山頂の周囲をぐるっと一周。やっぱり空気が薄いな!
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須走下山道で7合目へ下る
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7合小屋へ戻った。
小屋は今シーズンを閉める準備に入ったようだった。
標高差2000m弱の下りの殆どが砂の道。
2時間あまりで滑るように、走るように下る。
他では体験できない長〜〜い砂の道だった。
快晴のもと、富士はやはり日本一の山だった。 |
下山路で快晴の富士を見上げる |
(参考タイム)
須走登山口11:10〜7合目大陽館14:00
7合目大陽館2:50〜5:30須走山頂5:45〜6:30剣が峰6:50〜7:30須走山頂7:50〜8:40 7合目大陽館8:50〜須走登山口10:00 |
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