2006年10月22日  日帰り
 メ ン バ ー  タンタンさん、DOPPO
行    程  大塔村・林道篠原線駐車〜入谷林道〜ナメラ谷北尾根〜川合古道横切る〜頂仙岳 ピストン
山    名  頂仙岳(1717m)
天    候  曇り時々晴れ
夏から秋に掛け、アルプスへの遠征をしている間に大峰へ遠ざかっていた。
懐かしくなった大峰へ行くのもいいかな?
そんな事を考えている前夜、例によってT氏からのメールが入る。
「久しぶりにそろそろ大峰へ、どうですかね」
早速地図を広げて面白そうなルートを探す。何処かで耳にした頂仙岳への古いルート、が頭をよぎる。
どのようにルートを取れば良いか?
一つ、二つのルートを想定できた。
あとは行ってみてのお楽しみだ(^^)


大塔村は篠原の集落を過ぎて、入谷林道へはゲートがあり、車は入れない。ここが舟の川出合。
篠原林道脇に駐車した。
入谷林道を終点まで歩くしかない。
天和山から落ちる谷を左に見ながら林道歩きが始まる。

左手には美しい滝。

前方には栃尾辻方面の稜線もみえていた。
さてさて、何処から登ろうか?
どこも登れそうなところはない。
P1598から落ちるオケガワ谷を渡る時、古い木のハシゴが見つかる。これは崩れていて道は繋がっているのかどうだか?
もう少し奥まで行って探すことにしてナメラ谷まで歩く。
大きくUターンして崩壊した林道終点近くにテープが見えた。

よっしゃ、ここから登れそうだな。
テープは直ぐに無くなり、谷を100mばかり登ると、またテープが見つかるが道は無かった。この先でテープは無くなった。
尾根までヤブ漕ぎで登る。枝打ちされた木が邪魔をして歩き難かったが、青いリボンを付けながら登ってゆくと稜線に辿りつく。

なるほど、オケガワ谷で見たあの潰れたハシゴは此処へつながっているように思えたが、テープや道は無かった。
以前はルートがあったのかどうかは判らない。

直ぐに岩場があるが、左右どちらからでも登れる。

こんどはザレた岩の隙間を慎重登れば歩きやすい尾根歩きとなる。

木の根っこを掴んで登るアスレチックも面白い。
小さな尾根が入り組んでいるので欠かさず青いリボンを付けながら登る。

木の間に鋭くトガって見えるP1598の岩肌が谷を挟んで左に見えてくると、川合からの古道が近づいてくるのが実感できた。
緩やかな斜面は黄葉が美しい。
久しぶりの大峰の静かな森が存分に味わえる場所だ。

古道に辿りつくと目印にリボンを付けておいた。

古道を横切って15分、ほぼ真っ直ぐに頂仙岳へ登った。


山頂で







結構汗ばむ。この時期にしては暖かかったので雨になる前触れの日か?



静かな山頂の下に人の声が聞こえ、熊渡からの9名のパーティが登ってこられ、直ぐに下って行かれた。

弥山川を隔て、正面に見えたザンギ平(迷ヶ岳)

斜面の淡い黄葉
意外に簡単に登れたルートだったものの、くだりはテープなしでは難しい。

怪しい尾根にはことごとくリボンを付けておいたので随分早く下れた。




大きなコブのある木のもとで
林道歩きさえ無ければ頂仙岳へは早いルートだった。

人の多かったアルプスから、静かな森の大峰へ戻り、深まる静かな秋を満喫できた一日だった。
我が家へ戻ったような気分で実に落ち着く。

このルート
踏み跡もテープも無かった。
青いリボンは全て残しておいたので、迷わずに古道まで繋がる。
(参考タイム)
舟の川出合7:30〜8:45林道終点8:55〜9:45ナメラ谷北尾根の稜線〜11:30川合から弥山への古道〜11:45頂仙岳12:15〜

〜13:45林道終点
15:00舟の川出合