屏風岳
 2007年3月4日  日帰り
 メ ン バ ー  タンタンさん、DOPPO
行    程  北股川支流奥玉谷林道〜新木樫山〜屏風岳〜林道
山    名  新木樫山(924m)、屏風岳(1058.8m)
天    候  晴れ
台高で最もマイナーな山域かもしれない屏風岳周辺。
7年前、台高単独縦走したとき、振子辻から目の前に見える山だった。熊に出会ったところからも結構近い。
台高縦走路から直ぐそこの屏風岳ではあるが、誰も足を踏み入れようとはしない山だ。
昨年9月に三の公から天狗ー経由で試みたところだったが、大ヤブコギの天狗ーでいっぱいいっぱいになり、撤退した。
縦走路経由だと日帰りは厳しいものがある。何しろ筏場から大台辻、添谷山をぐるっと廻らねばならないのだ。
この度は奥玉谷から入ることにした。

荒れた林道は結構長い。林道は大きく曲がりこんだ谷で分岐になっていた。戻るように登ってゆく道を選んだが直ぐに崩落地となり結局分岐に戻り駐車した。
崩落地とはいえ、人は通過できるので林道をどんどん歩いてゆく。
小さい沢にテープが見え、そこから登れそうなルートはあったが、もっと奥から登ろうと林道を進む。
遂に林道がなくなってしまう。夏のような暑さに汗が噴出している。
『この辺で昼寝でもして帰るのもいいね』
なんて、そこそこ疲れも出ているところだったので一本たてる。
谷を隔てて白鬚の大きな山容が目の前に大きく横たわって見えている。


北から南を見た展望

徐に腰をあげ、藪の中へ突入。獣道のようでもある。
暫く無理やり進むもどうにもならなかった。
引き返して鹿ネットの横もイガイガがいっぱいで無理。
ここなら何とか・・・・という所から尾根に登った。
そこからは稜線を僅かに登って新小樫山。
ウロウロしすぎて随分時間を費やしてしまった。

画像にマウスを置いて見てください
稜線を一時間ばかり鹿ネット沿いに歩き、P992でTさんが下るルートらしき踏み跡を確認できたようだ。
『ここから下ると林道は近いようだな』
『下に見えてまっせ〜』

その先まで進んで昼食にした。
時間の読めないルートの山へはいつもの助六弁当が手っ取り早い。

キュンと尖がった屏風岳が見えてくると案外近いが、ヘロヘロになるほどの急登で体力を消耗してしまったようだ。

兎に角、稜線とはいえ歩き難いことこの上ない。
ブッシュだらけだった。
顔にも手にも傷が出来ていたのが証だろう。

鹿ネットに追い込まれたような格好の角に山名板あり。
山名板はいつもの梟マークだった。
近くに見えていた天狗ーが遠くなって見えている。

笹薮を漕いで下り、P992から踏み跡を辿って林道へ急降下。
30分ほどの林道歩きで駐車場所へ戻れた。
終始ブッシュの中を歩いたせいか久しぶりに目一杯の疲れを感じた。

この界隈はもうこれでお終いにしても思い残すこともないようだ(^^)

(参考タイム)
奥玉谷林道二又駐車場所8:50〜新小樫山10:50〜P992尾根で昼食12:00−12:20〜屏風岳13:15−13:50
〜P992・14:20〜林道下山15:00〜奥玉谷林道二又駐車場所15:35