高瀬ダム |
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【1日目】
ダムの堰堤でタクシーを下ろされる。
堰堤の先はそのままトンネルになっていて、トンネル内には薄くらいランプが等間隔で付いている。
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不動沢の吊橋 |
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トンネルを抜けると不動沢に架かる長いつり橋を渡る。
土砂の堆積した濁沢も渡る。前日の雨で濁った水が広い河原に筋状に流れていた。多少濡れながらブナ立尾根登山口へ着いた。
この登山道には下から番号が付いていて、12番から始まる。
1番を過ぎると稜線の烏帽子小屋が近いということになる訳で、どの辺りまで登ってきたのか、とても判りやすい。
北アルプス3大急登とも言われるブナ立尾根。
急坂ではあるが足場が良くて歩きやすい。
時々ポツリポツリと振ってくる雨はカンカン照りよりも寧ろ歩き易かったのだろう。
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一番乗りの烏帽子小屋
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烏帽子小屋 |
三ツ岳 |
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三ツ岳まではダラダラ登りが続く。
道は山頂を通らずにトラバースしている。
適当なところから山頂へ登ってみた。
山名標識はなく三角点があるだけだ。 |
野口五郎岳への稜線歩きは快適。
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野口五郎岳へ |
野口五郎小屋 |
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野口五郎岳 |
左端 野口五郎岳 右端 真砂岳 |
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水晶小屋 |
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野口五郎の小屋へは3名を予約していたが、もう一度水晶小屋へ行ってみたかった私はキャンセル。翌日TさんRちゃんと烏帽子で落合う約束をして水晶小屋へ向かった。
真砂岳までは歩きやすい登山道が続いていたが、その先からは岩場の続くやせ尾根。小さいアップダウンが多く疲労も溜まってくる。
トントンと大工さんの音が聞こえてくる。
水晶小屋はまだ完成していない。2F部屋が終わればもう直ぐ完成か?
40名も泊まっていた先々週に比べ、今日は私を含めて僅か4名だけ。先日泊まったことを覚えてくれていたアルバイトのお姉さんも一緒に山談義に花が咲く。
本日出来立てホヤホヤの1F部屋は宿泊客1号となった。
夜は満点の星、流れ星をひとつ見た。
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【2日目】
足元が見えやすくなった5時、水晶小屋を出発。昨日とは打って変わって快晴だ。
7時野口五郎小屋着。
着くなり中から管理人さんが出てきて『○○さんですか?』
『はいそうですよ』
『仲間の方たちは1時間前に出発されましたよ』と教えてくれた。
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マウスを置くと山名が出ます |
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右端 三ツ岳 |
野口五郎岳 |
マウスを置くと山名が出ます |
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烏帽子小屋の前には2つのザックが置いてあった。
2人は空身で烏帽子岳へ向かったということが良く分かった。
私も空身で後を追いかける。
前烏帽子岳を過ぎたとき。
居た居た、小さく山頂の岩の上に立っているではないか。
待ってくれていることだろう。
何を言っているのか聞こえなかったがこちらに向かって声を掛けているようだった。
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烏帽子岳と右奥には立山 |
カニの縦バイ横バイ状態の岩場を登って2人と合流。
見事な青空のもと、朝から歩いて戻ってきた道が良く見える。
こちらから見る立山もいい感じだ。
目の前に見える赤牛岳。
そのうち行くことになるに違いない。 |
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烏帽子への岩場 |
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ブナ立尾根は距離が短く2時間で下った。
昨日の濁って流れていた濁沢。
水は殆ど無くなり砂の河原になっていた。
運の良いことにダムの堰堤にはタクシーが1台待っていた。
もしタクシーがいなくても、ダムの端には公衆電話あり。タクシーは七倉ダムから10分で来てくれるそうだ。
独占状態の掛け流し七倉温泉に入る。
水晶岳を堪能した夏山を終わる。
そろそろ秋山かな?
温泉の 窓の外には 虫の声 |
写真はすべてTさん、Rさんから提供していただきました。 タンタンさんの記録
参考タイム
【1日目】
高瀬ダム6:40〜7:05ブナ立尾根登山口7:15〜ブナ立尾根2080m三角点9:15〜10:15烏帽子小屋10:40〜三ツ岳12:00〜
12:35昼食12:45〜〜野口五郎小屋13:25〜13:45野口五郎岳13:50〜東沢乗越15:20〜水晶小屋15:50
【2日目】
水晶小屋5:00〜野口五郎岳6:50〜三ツ岳7:50〜8:35烏帽子小屋8:40〜9:20烏帽子岳9:35〜10:05烏帽子小屋10:30〜
〜ブナ立尾根登山口12:30〜高瀬ダム12:50 |
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