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ここでも小雨が降っていてあまり寒くない。 「冬の雨は気にいらんな~」
「しゃあない山頂はやっぱり諦めて行けるところまで行って帰りますかね」
10時出発
踏み跡はあったが和佐又山分岐で無くなった。
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ワカンを履いて登るも湿った雪で重いのなんの。
暑くて汗が滴り落ち、めがねは曇る。
「ワカンに雪がヘバリ付いてるやんか」
「もうワカンはいらんわい」
「こんな日にもう誰も登ってこんやろ、ワカン邪魔になるしこの辺に置いて行きましょうか」
ワカンを木に引っ掛けて置いて、そこからはツボ足で歩く。
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笙の窟まで来た。
ここで大休憩。
ちょこっと空が明るくなったか?
向こうの方にぼや~っと幻想的な山並みがチラッと見えたかと思うと直ぐに見えなくなる。
ここでアイゼンに履き替える。
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いよいよ岩場の斜面に差し掛かり深い雪となる。
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ピッケルはズボーっと深く入ってしまうだけで効き目の無い感じ。
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キックステップでユックリ登る。
湿った雪だったので踏めば結構締まる感じ。 |
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大したことも無く日本岳コルに到着。
さあ次は、いよいよ梯子だ。
雪は浅く梯子も完全には埋まってなくて所々持てるところもあった。 |
雪に埋もれた”石の鼻”到着。 岩の上にあがると正面にチラッと日本岳と和佐又山がガスの中に現れ、少しだけ明るくなった。
その後周囲の山はあまり見えなくなった。
小雪なのかミゾレなのか分からないが降り続いている。
「もうチョット先まで行ってみますかね」
「う~んこの先は危ないな~」 いつか滑落事故があった場所だ。
「この先は時間が掛かるしザイル確保が必要だな」 ザイルも用具も持って来たけど・・・・・
「12時半か~」
「これを山頂まで行くとなれば時間が足りないな」
というのは言い訳(^^) 元々始めから気乗りがしない天気だった。
「じゃあザイルワークの練習でもしながら下りましょうか」
私とタンタンさんでユックリ時間を掛けながら下る。
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そんなことでスロトレさんには待ちぼうけさせてしまった。
遅すぎる昼食はたっぷり時間を掛けて笙の窟で(^^)
大休憩してしまい時計を見ると2時半だ。
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さあ急いで下山。 早い、早い、前を引っ張るタンタンさん。 |
ガスの中、橡の木の幻想的な風景の和佐又キャンプ場へ3時10分着 |
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それなりに堪能できた面白い1日だった。 |
(参考タイム)
和佐又ヒュッテ前10:00~11:15笙の窟11:35~12:30石の鼻12:40~13:45笙の窟14:30~和佐又キャンプ場橡の木15:10~和佐又ヒュッテ15:15 |
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