鉄山パラダイス(鉄山平)
 2008年5月18日  日帰り
 メ ン バ ー  kyoさん、テラスさん、アザミさん、タンタンさん、DOPPO
行    程  大川口~鉄山~修覆山~弥山~トンネル西口
山    名  鉄山(1563m)、修覆山(1846m)、弥山(1895m)
天    候  午前晴れ 午後曇り 下山後小雨
鉄山から弥山。
過去の足跡は何れも雪の時期、大雪の11月、そして暖冬の1月だった。
新雪のころ12月にも一度下ったこともあったが、新緑の道も一度は歩いてみたかった。

初めて山をご一緒するテラスさん、アザミさんご夫婦と金剛山で知り合いになったkyoさん、いつものタンタンさんの5人で黒滝道の駅に集合し、車2台で出発。
一台をトンネル西口へデポして大川口へ戻る。
天気は下り坂の予報だったが夕方までは大丈夫な模様だ。朝は晴れていた。

弥山をバックにザンゲ平で
 
いきなりの急登は心臓に負担が掛かる。
時々後ろを振り返りバリゴヤの頭や行者還岳の展望を愉しみながら登らねばバテてしまいそうだ。
鉄山までは一気に標高差750m。
しかもほぼ真っ直ぐに登る事になる。
広い大峰山脈にもこんな登りは意外に少ないようだ。
この鉄山とバリゴヤの頭くらいのものだろう。

標高1000位まで登ると、終わりかけたシャクナゲが現れる。
思いっきり汗をかいてザンゲ平へ。
新緑の向こうにデッカイ弥山が現れるとほっとした。

ひとつコブを超え、よじ登ると狭い鉄山山頂。
川迫ダムが真下に見えている。地図と同じように見えるのも何となく嬉しい。
稲村も大日も姿が綺麗だ。

さあ次は鉄山平へ。
3人さんはこれから先は初めてのルートなので楽しみにしていた。
シャクナゲの多い小さなピークを幾つか超えると明るい斜面が現れる。
先客のご夫婦連れが展望を愉しんでおられた。
暫く談笑し存分に展望を愉しむ。
ここからは、手前から鉄山、行者還岳、大普賢岳と縦に並んで見え、「贅沢な展望」と言っても過言ではないだろう。

みんな『ええな~ええな~』を連発していた。

ここから修覆山までは雪の時期に危険な箇所があったような記憶が残っている。

それらしき急登とトラバースに差し掛かった。
タンタンさんは手前からトラバースしていたが、もう少し登ってみると巻きやすい踏み後もあった。
そうだった雪の時にここを巻いた記憶が甦る。
でもやっぱり雪が深いとかなりの難所になる事は間違いなさそうだ。

針葉樹の匂いの中を潜り抜けると展望台。
真近に修覆山が見える。頂仙岳の展望も抜群だ。

修覆山を過ぎると倒木の多い森の中。
時々現れるテープを辿るが思った方向には進めない事はシバシバである。

広く明るい倒木帯が右手僅か下方向に見えてくると弥山神社裏側であることが確認できる。

この明るい倒木帯は人の多い表の弥山とはひと味違う。裏の弥山とも言えるかな?
とっても静かで好きな場所のひとつでもある。

倒木帯を斜めに横切って少し登ると弥山神社が現れた。


新しく建設された随分立派なトイレを見て、
『国見八方睨で昼食にしま・しょ・う・・・・』

なんとなんとそこは苔の楽園になっていた。
鮮やかな緑からオレンジ色へと・・素晴らしいグラデーションを描いているではありませんか。
30回以上訪問しているこの場所ではあるが新しい発見か?
この時期にしか見れないものだろう。


八経ヶ岳




薄い雲が空を覆いだす。
『さあそろそろ下山しましょうか』

旧道を真っ直ぐ下る。
通る人も少なくなったのだろうか?
かなり荒れているがルートははっきりとしている。
緩斜面になると瑞々しい青葉のコバイケイソウが一面に広がっていた。

奥駈出合からはブナの新緑の中、沢沿いの道を下る。
トンネル手前でポツポツと降ってきた。

奥駈道が一番素晴らしい時期を迎える予告のような雨か?
久しぶりに大峰を堪能した一日だった。
ご同行の皆さんお疲れ様でした(^0^)
(参考タイム)
出発6:50~忘れてしまった~トンネル西口15:15ごろ