笠ヶ岳
 2008年7月20~21日  小屋泊
 メ ン バ ー  一日目=単独  二日目=milionさん、ピッケルさん同行
行    程  7/20 新穂高温泉~鏡平~弓折分岐~秩父平~抜戸岳~笠ヶ岳山荘(泊)
 7/21 笠ヶ岳~笠新道分岐~杓子平~笠新道登山口~新穂高温泉
山    名  抜戸岳(2813m)、笠ヶ岳(2898m)
天    候  7/20=曇り時々小雨 7/21日=晴
いつもの様に、東海北陸道は”ひるがの高原SA”で3時間半の仮眠をとり、深夜割引適用後高速を降りる。
朝3時35分、新穂高温泉着。市営の無料駐車場は一杯だったが、僅かの隙間の草むらに無理やり頭から突っ込んで駐車した。

【7月20日】
4時、まだ薄暗い新穂高温泉バスターミナルをヘッデン付けて出発。
5時、わさび平の小屋前では出発準備をしている登山者を横目に通過した。
右手に左俣谷の流れが近づいてきた。標高は1500m程しかない川の際にも雪渓が残っている。
今年は雪が特に多かったことを物語っているようだ。
秩父沢では水を汲まねばと思いつつ、通り過ぎる。
確か記憶にあった次の水場を充てして歩いていたが、シシウドガ原まで来てしまった。
シシウドガ原にも登山道のすぐ側まで大きな雪渓が残っていた。

そろそろガスも切れ、晴れ間も出て呉れればいいのだが・・・・・そんなことを思っていた矢先にパラパラと雨粒が落ちてくる。
レインウェアを付けて再び登り掛けると直ぐに水の音が聞こえた。ラッキーだ、ここで1リッターを補充する。
窪地の木道の傍にはキヌガサソウがたくさん咲いていた。




7時半、鏡平着。
小雨は降り続いていた。

雨ではゆっくりくつろぐ事も出来ず、早々と弓折へ向かう。

大ノマ岳へ登りにも幾つか雪渓を横切る。


予定通りの10時、秩父平へ到着した。
幸い雨は止んでいたがガスは切れない。

雨が止んだお陰で岩の上で昼食とした。
晴れていれば、のんびりと寛げそうな光景であった。



緩やかで長い雪渓を登る。

雪渓は急に傾斜が増してくる。
50mを2本繋いだ長いロープがぶら下がっている。
上から降りてきた二人連れを見届け、入れ替わって私は登った。

抜戸岳へはダラダラと登りが続く。

丁度疲れが溜まってきているところへ雷鳥が迎えてくれてホットする場面。


抜戸岩を過ぎると笠は近くに見える筈。
しかし未だガスは切れない。

抜戸岳
ガスの中に微かに小屋の屋根が高いところに見えた。

力を振り絞って小屋に近づく。

「おお~~来たぞ~」っと上から聞き慣れた声がする。合流を待っていてくれたPさんとMさんだ。
「ビール頼む~~」・・・と声をかけて、到着するや、すぐさま「かんぱ~~い」

まだ昼を過ぎたところだったが、相変わらずガスは切れず、展望どころではない。
夕食までの4時間は長い。
明日の天気に期待して小屋に入り再び乾杯、そして昼寝。


【7月21日】

ご来光を期待して笠ヶ岳山頂へ勇んだ。
空に雲はない。
朝のガスが眼下に広がっている。
槍や穂高はシルエット。
「ご来光や~そろそろ来ますよ~~」


とその時横からガスがサ~っと横切る。
「アリャアリャ残ネ~~ン」

必ず晴れることを期待して杓子平まではゆっくりと下山へ向かうことにした。

笠新道への分岐
   ゆっくりと朝食を摂りながらガスが切れるのを待つ。
「来たぞ、来たぞ~~晴れ間や~」

晴れ間が覗いてくれると一気に青空が広がる。
待ちに待っていた光景。


杓子平からの展望

小屋が見える    望遠で

これだけ晴れれば大満足

笠新道からの穂高
暑い日差しを受けながら笠新道を下る。
登山口9:45.
Pさんお気に入りの冷やしソーメンを食べる為にわさび平の小屋へ立ち寄る。
これが兎に角美味かった。

”ひがくの湯”へ浸かり 17時10分帰宅。
 (参考タイム)
 7/20 新穂高温泉4:00~わさび平小屋5:00~秩父沢5:47~6:35シシウドガ原6:45~7:30鏡平7:40~弓折分岐8:20~10:00秩父平10:20
     ~抜戸岳11:40~抜戸岩12:20~笠ヶ岳山荘12:45

 7/21 4:30笠ヶ岳~笠ヶ岳山荘5:00~6:00抜戸分岐6:20~7:15杓子平付近7:40~笠新道~笠新道登山口9:45